新たな生き方探求
2020-12-17 11:00:14

コロナを乗り越える新たな生き方を探る国際シンポジウムの開催

コロナを乗り越える新たな生き方を探る国際シンポジウムの開催



11月20日、プロダクティブ・エイジング コンソーシアム(PAC)による第1回国際シンポジウムがオンライン形式で行われました。このシンポジウムは、コロナ禍を背景に、健康寿命をいかに延ばし、充実した人生を送るかというテーマに焦点を当てました。新しい生活様式が求められる今、参加者たちは様々な知見を共有し、より良いライフスタイルを模索しました。

ヘルススパンを延ばすための取り組み


PACは、すべての人が前向きに年を重ね、自分らしい人生を送れるようにする“プロダクティブ・エイジング”を推進する団体です。2019年に設立され、企業や専門家が連携して活動しています。今回のシンポジウムも、その理念に基づき、企業の取り組みや研究の成果が発表されました。

第1部:企業による実践報告


シンポジウムの最初のセッションでは、明治ホールディングスや島津製作所、オリエンタル酵母工業、東京海上日動火災保険、帝人の5社が、自社の取り組みを紹介しました。各企業は、どのようにして健康寿命の延伸を目指した社会実装活動を行っているのかを具体的に発表し、今後の方向性について意見を交わしました。

第2部:新型コロナ流行下の健康維持


次のセッションでは、コロナ禍における食と運動をテーマにした5つのプロジェクトの進捗が報告されました。これらの研究は、在宅での食事や身体活動の取り組みが健康に与える影響を探るもので、リモートワークの普及に伴う新たなライフスタイルを反映した内容となっています。

第3部:老化制御研究の最前線


続いて、老化制御に関する最新研究が紹介されました。順天堂大学の奥村教授は、加齢に伴うNK細胞の重要性について講演。さらに、NMNのフレイルに対する臨床試験の成果も発表され、かなりの関心を集めました。これらの講演は、研究者たちがいかにして老化のメカニズムを解明し、健康寿命の延長に寄与しているのかを示すものです。

第4部:懸賞論文コンテスト


また、健康寿命に関する懸賞論文コンテストも行われ、受賞者3名がそれぞれの研究成果を発表しました。これらの論文は、若手研究者や専門家の新たな視点を提示し、今後の研究と実践の橋渡しとなることでしょう。

第5部:スポーツ支援活動


PACに参加している企業は、スポーツ支援活動についても報告しました。企業がアスリートをどのように支援しているのか、またその取り組みが健康寿命の延ばし方にどのように寄与しているのかが紹介され、参加者たちは活発な意見交換を行いました。

第6部:パネルトーク


最後に、参加企業の代表者たちによるパネルトークが行われ、プロダクティブ・エイジングを実現するための情報共有と共通の評価指標の構築が重要であることが議論されました。大阪大学の楽木教授も参加し、最新の研究成果が持つ可能性について語りました。こちらの模様は、公表されているようにオンライン配信され、資料もPACのHPから見ることができます。

今後の展望


PACは来年の11月に第2回シンポジウムを計画しており、より多くの専門家や企業との連携が期待されます。これからも、私たちの健康寿命を延ばすための取り組みが広がっていくことが予想されます。これにより、全ての人が年齢に関わらず、充実した生活を送れる社会の実現が期待されます。

会社情報

会社名
NOMON株式会社
住所
東京都千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート西館
電話番号
03-6822-6019

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