ニュージーランド発のRPG「SPARX」が日本に上陸！認知行動療法を学べる新感覚ゲーム

ニュージーランド発の革新的RPG「SPARX」とは

ニュージーランドのオークランド大学が開発した「SPARX」は、先進国の中で特に深刻な自殺率を抱える国のプロジェクトの一環として誕生しました。この3D RPGゲームは、抑うつや不安に対して効果があることが実証されている認知行動療法に基づいており、ゲームを通じてその考え方を実践的に学ぶことができます。特に日本版では、日本の成人にも楽しんでもらえるように内容が調整されています。このゲームは「Smart」「Positive」「Active」「Realistic」といった新しい思考を身につける手助けをしてくれます。

認知行動療法に基づく学び

認知行動療法は、思考、行動、そしてそれによって生じる感情の関係に焦点を当てた心理療法の一つです。この療法を通じてバランスのとれた考え方を獲得することで、ネガティブな感情や思考に立ち向かう力を養い、より良い感情やストレスへの対処能力を向上させる可能性があります。また、多くの研究でうつ病や不安に効果的であるとされています。

SPARXのレベル構成

SPARXには全7レベルがあり、それぞれのレベルは約30分で進むことができます。各レベルは、認知行動療法の流れに沿って段階的に学ぶことができるため、初心者でも無理なく進めることが可能です。各レベルのテーマは以下の通りです：

1. 洞窟の国：希望を見つける
2. 氷の国：行動活性化
3. 火山の国：感情のコントロール方法
4. 山の国：問題解決の方法
5. 沼の国：ネガティブな認知に気づく方法
6. 橋の国：ネガティブな認知と戦う方法
7. 渓谷の国：全体のまとめ

SPARXのゲームの進行

ゲームの序盤ではガイドが登場し、「SPARX」の冒険が開始されます。プレイヤーはアバターを作成し、気分のバランスが崩れた国々を旅しながら、様々なキャラクターに出会い、パズルやミニゲームを通してスパークスと呼ばれるネガティブ思考に立ち向かいます。冒険の最後には、日常生活で使えるスキルを身につけ、実生活に応用することで気分を向上させたり、問題解決を促すことができます。