新しい「ウェルネス館」の竣工
津田塾大学(東京都小平市)では、3月5日(木)に「ウェルネス館」の竣工式が行われました。これは、学生の心身の健康を重視し、脱炭素に配慮した木造の平屋施設です。住友林業が設計と施工を担当し、環境に優しい設計が特徴です。この新しい施設は、2026年3月下旬からの利用開始が予定されています。
環境に配慮した設計
「ウェルネス館」は、豊富な木材を使用した構造が特徴で、総使用量は約127立方メートルに達します。これにより、約103トンのCO₂を固定するとされています。木材の特性により、建設時のCO₂排出量を抑え、炭素を長期間固定することで脱炭素化にも貢献します。
心身の健康を支えるデザイン
施設内の空間デザインには、木材をふんだんに使用し、リラックス効果を促進する工夫が随所に見られます。エントランスホールや多目的室は、柱梁をあえて露出させ、木の質感を感じさせる設計となっています。これにより、訪れる人々は木の香りや温もりを感じることができます。多様なニーズを考慮し、医務室や相談室、メディテーションルームを設けたことで、全ての学生が安心して利用できる環境が整備されています。
美しい自然との調和
「ウェルネス館」は、小平キャンパスマスタープランに基づき、周囲の自然や美しい景観に溶け込むように設計されています。全ての開口部は森に面しており、自然とのつながりを感じることができるでしょう。さらに、学生たちの参加するワークショップで得た素材を活用し、独自のアートワークやベンチが施されています。
学長のメッセージ
津田塾大学の髙橋裕子学長は、「主体的により良く生きることを目指したウェルネス教育は、学校が大切にしてきた伝統です。この新しいウェルネス館は、学生や教職員の心身の健康を増進するための拠点となることを期待しています」とコメントしています。
竣工式の様子
竣工式には大学関係者や住友林業の代表者約50名が出席し、温かい雰囲気の中でこの新しい施設の完成を祝いました。自然光があふれる空間で、出席者はウェルネス館の設計理念や未来への期待を共有しました。
施設概要
- - 工事名称: 津田塾大学小平キャンパスウェルネス館新築工事
- - 所在地: 東京都小平市津田町2-1-1
- - 用途: 大学(保健管理施設)
- - 敷地面積: 約76,543.22㎡
- - 延床面積: 460.17㎡(139.2坪)
- - 構造・階数: 木造平屋建て
- - 着工: 2025年9月8日
- - 利用開始: 2026年3月下旬予定
津田塾大学は、1900年の設立以来、女性の高等教育のパイオニアとして位置づけられ、少人数教育やリベラルアーツに力を注いできました。「ウェルネス館」はその伝統を受け継ぎ、次世代を見据えた教育環境の充実を図る重要な一歩です。また、住友林業は木材を活用した持続可能な社会の実現を目指し、様々な事業を展開しています。
新たな「ウェルネス館」が津田塾大学に加わることで、学生たちの心身の健康と、より良い未来の実現に寄与することに期待が寄せられています。