最先端ペースメーカ登場
2018-05-08 14:00:30

次世代型ペースメーカ「Medtronic Azure XT MRIシリーズ」の魅力とは

新世代のペースメーカが登場



日本メドトロニックが新たに販売を開始した次世代型ペースメーカ「Medtronic Azure XT MRIシリーズ」は、心臓病患者の治療に革命をもたらす可能性を秘めています。この製品は、最新の高密度集積回路技術を駆使しており、従来モデルに比べて大幅な製品寿命の延長を実現しています。デュアルチャンバモデルは最大41%、シングルチャンバモデルでは最大40%の寿命を持ち、これによりデバイス交換の回数を減少させることが期待されています。

革新的な遠隔モニタリング機能



「Azure XT」シリーズの特徴的な機能の一つが、BlueSyncテクノロジーです。この技術はBluetooth® Low Energy (BLE)を利用した遠隔モニタリングを可能にし、患者の健康データをリアルタイムで医療従事者と共有できます。これにより、心臓に関連する重要なイベントの早期発見および早期治療をサポートします。また、データは完全に暗号化されており、外部からの不正アクセスから患者情報を保護しています。

心房細動に対する革新的なアプローチ



本ペースメーカには、Reactive ATP (Antitachycardia Pacing)機能も搭載されています。これは独自のアルゴリズムにより心房細動のリズム変化を感知し、適切なタイミングでペーシングを行うことで症状を軽減させるものです。研究によれば、この機能は持続する心房細動のリスクを38%削減する効果があることが示されており、特に心臓デバイスを持つ患者にとって重要な治療法となりえます。

専門医の声



東京女子医科大学循環器内科の庄田守男医師は、「心臓デバイスを植込んだ患者における遠隔モニタリングは、医療経済や患者の予後改善に寄与する重要な技術であり、これからの広がりが期待される」と話しています。これまでの一方向型モニタリングに加え、患者自身がスマートフォンを通じて情報を把握できる双方向性の管理が進むことで、患者の積極的な参加が促されるでしょう。

未来の医療を支えるメドトロニック



メドトロニックの歴史は1975年にさかのぼり、それ以来、慢性疾患を抱える人々の福祉を向上させる医療技術を提供し続けてきました。次世代型ペースメーカである「Azure XT」は、心臓疾患だけでなく様々な慢性疾患に対する治療に重要な役割を果たすことが期待されています。今後の医療の発展において、メドトロニックの製品はさらなる革新をもたらすでしょう。

結論



「Medtronic Azure XT MRIシリーズ」は、単なるペースメーカの枠を超え、患者と医療提供者の新しい関係を築くことができる可能性を秘めています。その先進的な機能により、今まで以上に快適で安全な治療が求められる時代において、最適なソリューションを提供することでしょう。

会社情報

会社名
日本メドトロニック株式会社
住所
東京都港区港南1丁目2番70品川シーズンテラス 22F
電話番号

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