料理の負担軽減！家事の悩みを解決するLIXILの調査結果と志麻さんのアドバイス

LIXILが実施した調査で、料理に関する意外な負担の実態が明らかになりました。それは、レシピ本には載っていない「名もなき工程」です。献立を考える時間、調理中の洗い物、そして盛り付けの3つの工程について、多くの苦労が隠されていました。

献立に悩む人が8割！

調査によると、実に約8割の人が献立を考えることに悩んでいるという結果が出ました。「毎日悩む」「時々悩む」と回答した人の合計です。献立作成方法として最も多かったのは「食材を見て考える」で、次いで「WEB・アプリ・SNSを見る」、「家族や同居人に聞く」と続きました。予算や健康、気分など、様々な要素を考慮しながら献立を決めている人が多いようです。

家政婦として活躍するタサン志麻さんは、献立を考える負担を軽減するコツとして、「シンプルな調理法を覚えてアレンジする」ことを提案しています。基本的な調理法を習得しておけば、食材や調味料を変えるだけで、簡単にバリエーション豊かな料理を作ることができるのです。オーブン料理は特にアレンジがしやすいとのこと。様々な野菜や肉、魚を組み合わせて、味付けを変えるだけで、新しい料理が完成します。

洗い物が面倒…8割超え！

料理好きでも、洗い物は苦手という人が多いのではないでしょうか。今回の調査でも、半数以上の人が「毎回洗い物を面倒に感じている」と回答。「時々面倒に感じる」人も含めると、8割を超える人が洗い物の負担を感じていることがわかりました。

洗い物のタイミングは、調理工程の合間や食事後が中心でしたが、調理器具をすぐに洗う人も一定数いました。食洗機があっても手洗いする人や、料理と洗い物の担当を分担しない家庭も多いようです。

洗い物軽減の工夫として、様々なアイデアが寄せられました。例えば、調理中ははさみを使う、まな板シートを活用する、食材を袋の中で混ぜる、一つのフライパンで複数の料理を作るなどです。盛り付けでは、ワンプレートにする、大皿を使う、食器としても使える保存容器を活用するなどの工夫がありました。

志麻さんは、「こまめな洗い物がポイント」とアドバイスしています。油で汚れる前にこまめに洗うことで、後々の手間を省くことができるのです。また、LIXILのタッチレス水栓「ナビッシュハンズフリー」や「Wサポートシンク」といった、洗い物を効率化できるキッチン設備も紹介されました。これらの機能は、こまめな洗い物を格段に楽にしてくれます。

盛り付けが苦手な人も多数

料理が完成しても、盛り付けに苦戦する人は少なくありません。調査では半数以上の人が盛り付けを「苦手」または「どちらかというと苦手」と感じていると回答しました。苦手な理由としては、「美味しそうな彩りを出すのが難しい」、「不器用」、「センスがない」などが挙げられました。

一方、得意な人は「料理の仕事をしている」、「彩りを意識している」、「盛り付けを前提に食材を選んでいる」といった理由を挙げています。

志麻さんは、盛り付けの負担を軽減するために「大皿を使う」ことを提案。小皿に盛るよりも簡単で華やかになり、洗い物も減らすことができます。さらに、大皿は、家族で料理を取り分けながら会話が弾むので、食育にも役立ちます。