ST、環境リーダーに
2025-05-14 17:19:18

STマイクロエレクトロニクス、CDPで気候変動と水セキュリティのリーダーに選出

STマイクロエレクトロニクス、CDPにおいて名誉あるリーダーシップを獲得



世界的な半導体メーカーであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM)は、非営利環境団体CDPによって気候変動と水セキュリティの分野での優れた取り組みが評価されました。特に、気候変動分野では上位2%に位置する「A」スコアを獲得し、水セキュリティ分野では「A-」スコアを得たことが報告されています。これにより、STは企業の持続可能性におけるリーダーシップを証明することとなりました。

STの人事・CSR部門の社長であるRajita D’Souza氏は、CDPからの評価が「カーボンニュートラルを実現するという目標に向けた進展を示すものであり、気候変動への取り組みやサプライチェーンの脱炭素化が認められたものである」と語っています。彼女はまた、水の使用量を削減し、地域社会への良好な影響を拡大しようとする取り組みについても言及しました。

CDPの環境スコアリング



CDPは、毎年22,400社以上の企業に対して行う気候変動アンケートを通じて、その活動の透明性や環境に対する責任感を評価しています。STはその中で「A」スコアを手に入れ、気候変動への関与について高い透明性を持ち、実質的な環境改善活動を推進している企業の1社に名を連ねました。2004年から、STは気候変動に関するデータをCDPに提供し続けています。

CDPは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)と連携し、企業の環境パフォーマンスを測定する基準として広く認知されています。このスコアリングシステムは、持続可能な開発を目指すための重要な材料として多くの企業に活用されています。

STの持続可能性に対する新たな目標



STマイクロエレクトロニクスは、2030年および2035年に向けた多様な持続可能性への取り組みに対して新しいコミットメントを発表しました。これらの取り組みは、2027年までのカーボンニュートラル実現の目標をさらに拡大し、すべての直接および間接(スコープ1および2)、さらに製品輸送や従業員の出張・通勤による温室効果ガスの削減を含むものです。また、サプライチェーン全体の脱炭素化に向けた新しい目標設定も行われ、サプライヤーとの協働による温室効果ガスの減少を目指しています。

加えて、STは省エネや水の再利用、責任ある水資源管理(Alliance for Water Stewardship)に向けた新たな目標も掲げています。これらの新しい取り組みや目標は、持続可能な社会構築に向けたSTの長期的なビジョンを支持するものです。

STマイクロエレクトロニクスとは



STは、世界中で約50,000人の従業員を擁し、約200,000社以上の顧客に半導体ソリューションを提供しています。その他、数千社のパートナー企業と協力してお客様のビジネス創出を助け、持続可能なエコシステムを構築しています。具体的には、スマート・モビリティやエネルギー管理、クラウド接続型のデバイスの普及を促進するテクノロジーの開発を行っています。

STは、2027年までにすべての直接・間接排出のカーボンニュートラルを達成し、再生可能エネルギー使用率100%を目指しています。詳しい情報についてはSTの公式ウェブサイトを訪れることをお勧めします。


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会社情報

会社名
STマイクロエレクトロニクス
住所
東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220

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