安全性と効率を兼ね備えた「brox-AI」の全貌
2023年、株式会社インフォディオが新たにリリースしたのが、完全閉域環境で動作可能なマルチドキュメントAIプラットフォーム「brox-AI」です。このプラットフォームは、AI-OCRエンジンと最新の生成AIモデルを組み合わせ、さまざまな種類の文書に対して容易にAI処理を実施できることを特徴としています。特に、撮影した画像やスキャンからのデータ抽出を高精度に行うことで、企業の業務効率を大幅に向上させることが期待されています。
高性能AIによる効率化
「brox-AI」では、膨大なドキュメントから情報の抽出、書類チェック、レポート作成、そして要約も短時間で行えます。これにより、従来の手作業に比べ、業務工数を著しく削減することが可能です。
特に日本語に特化した高性能・軽量な言語モデルを利用することで、完全な閉域環境でもAIによる処理が実現可能となりました。この点は特に個人情報や機密文書を扱う企業にとって、大きな安心材料になります。
セキュリティの強化
セキュリティ面でも、brox-AIは優れた設計が施されています。制限されたネットワーク環境内での運用が可能であり、オンプレミスや専用クラウドなど、様々な運用形態に対応しています。また、サーバ課金に基づく料金体系を採用しているため、トークン数を気にせず、サーバの性能に応じた利用が可能です。これにより、コスト管理も容易になります。
導入シーンの多様性
brox-AIの利用シーンは非常に多岐にわたります。例えば、法務部門では契約書管理において、大量の契約書をAI-OCRで電子化し、生成AIを用いて重要な条項を抽出することで、機密性を保ちながら効率的な業務運営が実現できます。
また、金融機関における融資審査では、顧客が提出した財務諸表や事業計画書をAIが分析し、リスク評価や審査レポートを作成することに役立ちます。これは、特に高度な機密性が求められる場面で非常に重要です。さらに、医療機関においても患者のカルテをAIが処理し、情報の統計分析や要約を行うことで、業務の質を高める助けになります。
将来の展望
インフォディオは、brox-AIを通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していくことを目指しています。今後も、お客様のニーズに合わせた機能追加や改良を行い、より価値のあるサービスの提供に努めていく計画です。
この新しいプラットフォームは、ただのAI技術の進化ではなく、セキュリティと効率を兼ね備えた次代の文書管理のスタンダードを目指していると言えるでしょう。
詳細な情報については、インフォディオの公式ウェブサイトをご覧ください。
【お問い合わせ先】
株式会社インフォディオ
メール:
[email protected]
電話:03-3868-2888