次世代ウェアラブル技術
2017-03-10 10:05:04
アスリートのパフォーマンス向上に貢献する革新的なウェアラブル技術TYPE-Rの登場
アスリートのパフォーマンス向上に向けた革新
LEOMO, Inc.が発表した、新たなウェアラブルデバイス「TYPE-R」は、スポーツに特化した革新的な技術を基盤にして開発されました。このデバイスは、競技アスリートやそのコーチがパフォーマンスを最大化するために設計されており、特にモーション解析の機能に重点が置かれています。TYPE-Rは2023年3月9日に米国で発表され、今年の夏後半には米国市場、さらに他の地域にも展開予定です。
TYPE-Rの特徴と機能
TYPE-Rは、従来のモーションキャプチャー技術の制約から解放されるために作られました。これまでのモーション解析は高価な機器や特別な環境を要し、アスリートの日常のトレーニング環境での活用が難しいものでした。しかし、TYPE-Rは屋外でも使用できるため、アスリートやコーチはリアルなトレーニング条件下で、いつでも気軽にデータを収集できるようになります。
デバイスは、ハンドルバーや手首に取り付け可能なタッチスクリーンを搭載し、接続したセンサーからパワー、ケイデンス、心拍数をリアルタイムで表示できます。また、TYPE-Rには5つのLEOMOモーションセンサーが付属されており、これによりペダリング時の細かな動きやフォームを詳細に測定できます。例えば、Dead Spot Scoreではペダル速度のスムーズさを評価し、Foot Angular Rangeは踵の上下動を記録します。これらのデータは、アスリートの効率やパフォーマンスの最適化に役立ちます。
フォーム分析の新たな視点
TYPE-Rはワイヤレスでトレーニングデータをアップロードでき、分析はクラウドを通じて行われます。また、有名なトレーニング分析プラットフォームとの統合も計画されています。このように、データ分析が容易になることで、アスリートとコーチはパフォーマンスを継続的に改善できるようになります。
LEOMOは、TYPE-Rの開発において、世界的に著名なコーチやスポーツ科学者と連携しており、多くのテストを通じて実用性を確認しています。これにより、精度の高いデータを提供し、選手のパフォーマンス向上に寄与することを目指しています。
トレーニングに役立つモーションデータ
コーチがTYPE-Rを使用することで、アスリートの動きをモニタリングし、リアルタイムでフィードバックを与えることが可能になります。アスリートにとっては、自分の動きを目で見ながら、細かな調整ができる点が大きな魅力です。これにより、トレーニングの質が向上し、競技力を高めることが期待されます。
特に、自転車選手やトライアスロン競技者が最初のターゲットとされていますが、このテクノロジーは他のスポーツへと拡張する可能性も含んでいます。将来的には、ランニングや水泳といった競技にも応用し、より多くのアスリートに革新をもたらす予定です。
新たなスポーツ科学の領域を開拓
また、LEOMOは「Institute of Motion Analysis(IMA)」という研究機関を設立し、モーション解析の重要性を広く伝えていくことを目指しています。この機関は、スポーツ科学やトレーニングの分野での教育や研究を促進し、最先端の知見を提供する役割を果たします。さまざまな分野の専門家が集まり、スポーツのパフォーマンス向上に向けた具体的な知識を共有するプラットフォームとなるでしょう。
LEOMOは、アスリートおよびコーチのためのパフォーマンス向上のためのツールとして、TYPE-Rとともに新たな時代を切り開くことが期待されています。今後もその技術革新に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
LEOMO, Inc.
- 住所
- 2000 Central AvenueBoulder Colorado USA 80301
- 電話番号
-
800-214-8736