高齢者への想いが詰まったコミックエッセイ第7巻配信開始

高齢者の「食べたい」を叶える物語が待望の第7巻を刊行

2025年7月20日、株式会社学研ホールディングスのグループ企業であるメディカル・ケア・サービス株式会社から、コミックエッセイ『ハルと思い出めぐりごはん高齢者と食べるしあわせレシピ』の電子連載版第7巻が配信されます。この作品は、懐かしいレシピを通じて高齢者の「食べたい」という気持ちを大切にするハートフルストーリーです。

物語の背景

本作では、認知症を抱える高齢者が住むグループホームを舞台に、経験の浅い調理師・天野晴輝（あまのはるき）が高齢者とのコミュニケーションを深めながら料理を提供する様子が描かれています。このストーリーは、コミュニケーションの難しさや、食を通じて人と人が結びつく素晴らしさを表現しています。

第7巻では、コンビーフが大好きな入居者、椎名さんのお話が中心です。彼女はコンビーフを使った料理を楽しむことが好きで、その思い出を語りながら笑顔を見せます。この巻では、晴輝とスタッフが椎名さんの「食べたい」を理解し、寄り添う姿が心温まるエピソードとして展開されています。

懐かしいレシピとその魅力

物語の中で紹介されるレシピは、誰もが一度は食べたことがある懐かしい家庭料理です。高齢者の方々が食べやすく、かつ美味しく感じるようにアレンジされています。特に、食が細くなる高齢者への心配りが感じられ、「たくさんは食べられなくても、おいしく食べたい」という気持ちが盛り込まれています。

著者と監修者の紹介

本作の著者はまんが家の佐倉イサミ。作品には彼女の独自の視点が光ります。料理監修は真田育子氏が担当しており、グリーンフード株式会社での経験を生かして、ヘルシーで栄養バランスの取れたレシピを提供しています。

読者へのメッセージ

このコミックエッセイは、ただのレシピ本ではなく、思い出や人とのつながりを大切にした内容となっています。高齢者の「食べたい」を引き出すためのアイデアや工夫が盛り込まれており、家族や介助者が心温まる瞬間を共有するためのヒントが詰まっています。さらに、無料公開中の第1話から第3話もぜひ訪れて、美しい食卓の風景を楽しんでみてください。