街の落書き調査から見えてくるもの - 今、市民として生き始めるとは?
岡山YMCAせとうちは、7月16日(火)に「街の落書き調査活動から見えてくるもの〜今、市民として生き始めるとは?」と題したイベントを開催します。このイベントは、長年続く落書き問題を通して、市民一人ひとりが社会課題と向き合い、より良い社会を築いていくためのヒントを探ることを目的としています。
岡山市の落書き問題と市民の取り組み
岡山市はかつて、深刻な落書き問題を抱え、「日本一の落書きシティー」と呼ばれるほどでした。しかし、YMCAをはじめとする多くの市民団体が立ち上がり、一丸となって落書き消去活動に取り組み、街から落書きを一掃しました。この活動は全国的に高い評価を受け、新聞やテレビで大きく取り上げられ、漫画にもなりました。
しかし、近年再び落書きが増加傾向にあることが明らかになり、昨年、子どもたちが防犯マップづくりの際に、多くの落書きを発見しました。そこで、YMCAとワイズメンズクラブは、新たな落書き消去活動の実施を決意しました。
イベント内容
今回のイベントでは、落書き問題の専門家である岡崎久弥氏を講師に迎え、オンライン&リアル講演を行います。岡崎氏は、虎頭要塞日本側研究センター代表、森永ヒ素ミルク中毒事件資料館館長、岡山落書き調査隊隊長として、長年落書き問題に取り組んでいます。
講演では、落書き問題の現状や歴史、市民がどのように関与できるのか、そして、放置された問題が社会に与える影響について解説されます。参加者は、リアルまたはオンラインでの参加を通じて、岡崎氏から貴重な学びを得るとともに、他の参加者と意見交換を行うことができます。
イベント概要
開催日時: 7月16日(火) 19時~
開催場所: ミュージックバー OMS
参加費用: 無料
参加方法: Zoom ミーティング
Zoomミーティングへの参加はこちら
ミーティング ID: 812 9740 7884
パスコード: 8UKxmq
岡崎久弥氏からのメッセージ
「落書き犯罪は、都市全体への深刻な破壊行為です。罰則強化だけでは、犯罪を止めることはできません。特に落書き犯のような確信的快楽犯罪者は、中毒化して後先のことなど考えていません。私たちは、落書き問題を通して、社会全体で課題解決に取り組む必要があることを認識し、みんなで考えていかなければなりません。」
まとめ
このイベントは、落書き問題を通して、市民一人ひとりが社会課題と向き合い、より良い社会を築いていくためのヒントを探る貴重な機会です。ぜひご参加ください。