無償プログラミング教育
2025-03-31 11:44:56

AtCoder、教育機関向けにプログラミング判定サービス「TOPSIC」を無償提供開始

プログラミング教育に革命をもたらす「TOPSIC」



AtCoder株式会社は、最近教育機関向けにプログラミングスキル判定サービス「TOPSIC」を無償で提供することを発表しました。これは、全国の教育機関を対象にした支援プログラムであり、プログラミング教育の重要性がますます高まる中での取り組みです。

プログラミング教育の現状と必要性



近年、国内の学校教育では大きな変革が進行しています。文部科学省のGIGAスクール構想によって、生徒一人あたりの端末環境が整備されています。さらに、2020年度からは小学校でのプログラミング教育が必修化され、2025年度には大学入学共通テストに「情報」科目が新設される予定です。このような流れは、プログラミング教育の重要性を一層引き立てていますが、教育現場ではリソース不足や指導力不足が課題となっています。

AtCoderはこの問題を解決すべく、「TOPSIC」を無償で提供することで、プログラミング教育の質を向上させることを目的としています。TOPSICは、学習管理システムとして豊富な教材と解析機能を利用して、生徒一人一人の進捗や理解度を測定します。

「TOPSIC」の機能と利点



「TOPSIC」は、プログラミングとSQLのコーディングテスト問題を提供するクラウドベースのサービスです。このサービスでは、オンラインテストとリアルタイム採点が可能で、「いつ」「誰に」「どんなテスト」を受けさせるかを簡単に設定できる点が特徴です。プログラミングやアルゴリズムに関するスキルを測定するTOPSIC-PGと、SQLスキルと業務知識を兼ね備えたTOPSIC-SQLの二つから成り立っています。

教育現場からの高い評価



実際に「TOPSIC」を導入している教育機関からは、肯定的な声が多数寄せられています。立教池袋中学校高等学校の内田顧問は、アルゴリズムの重要性を教えられたことがきっかけで、プログラミングのスキルアップに繋がったと語っています。「自分のペースで技量を確認しながらスキルアップできることが、TOPSICの魅力の一つです」と内田主任はコメントしています。このように、TOPSICは教育現場での指導をサポートし、プログラミング学習をより効果的なものにしています。

無償提供の詳細



このサービスは、日本国内にある教育機関を対象に、授業だけでなく部活動等の課外活動でも無償で利用可能です。この無償提供は特に期間が設けられておらず、教育機関はTOPSICのWebサイトから簡単に申し込むことができます。ただし、無償提供は予告なく終了することもあるため、利用を希望する学校は早めの申し込みが推奨されています。

AtCoder株式会社について



AtCoderは、日本国内最大の競技プログラミングサイトを運営しており、毎週多くの参加者が挑戦しています。プログラミング教育や人材育成に関するサービスを展開しており、「AtCoderJobs」や「アルゴリズム実技検定」なども提供しています。今回の「TOPSIC」の無償提供を通じて、さらなるプログラミング教育の普及を目指しています。

まとめ



プログラミング教育の重要性が高まる現代において、AtCoderの「TOPSIC」は教育機関にとって非常に価値のあるリソースとなるでしょう。無償での提供を通じて、さらに多くの生徒たちがプログラミングの楽しさと重要性を体験できることを期待しています。


画像1

会社情報

会社名
AtCoder株式会社
住所
東京都新宿区新宿4-1-23新宿SKYビル7階
電話番号
03-6457-7333

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。