グランドセイコー新作「45GS」復刻版が織りなす10振動メカの魅力

グランドセイコー新作「45GS」復刻モデルの魅力

歴史とともに進化するグランドセイコー

セイコーウオッチ株式会社が展開する高級腕時計ブランド、グランドセイコーから、待望の復刻モデルが登場しました。このモデルは、50年以上前に初めて世に出た「45GS」のデザインを基にしており、現代の技術を駆使して再現されています。発売日は2023年11月9日（土）。全世界で限られた数量のみが販売される特別なモデルです。

45GSの厳選されたデザイン

「45GS」は、グランドセイコーのスタイルの原点である「44GS」に続き、1968年に初めて手巻き10振動のメカニズムを搭載した時計です。これにより、高精度な時間計測が実現され、姿勢差や外乱に対しても安定した性能を誇っています。現代の復刻モデルは、当時のデザインに最新のムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載し、精度や耐久性を向上させています。

この特別なモデルは、ステンレススチールと18Kイエローゴールドの2種類が用意され、それぞれの材質に応じた美しいデザインが特徴です。ケースの形状やダイヤルのロゴなど、1968年のオリジナルモデルへのオマージュを強く感じさせる仕上がりです。

現代技術の粋を集めたメカニズム

搭載されている「キャリバー9SA4」は、毎秒10振動という高い振動数を実現し、最大80時間のパワーリザーブを確保しています。この手巻きメカニズムは、効率的に動力を調整機構に伝える独自の「デュアルインパルス脱進機」を採用しており、より安定した精度を提供します。また、巻き上げ時には心地よい感触と音を感じられるよう工夫されています。手巻きの魅力を提供しつつ、美しい仕上がりと動ディテールも楽しめるデザインです。

時計の裏ぶたは、1968年のメタルバック仕様から、透明なシースルーバックに変更され、内部の様子を鑑賞することができます。これはまるで鳥が小さな餌をついばむような、美しい動きとして観察できます。これにより、手巻き機構のメカニズムがどう働くのか、ユーザーはより身近に感じることができるのです。

限定モデルに込められた思い

今回の復刻モデルは、数々の歴史を持つグランドセイコーらしい特別な存在です。62もの国と地域で同時に展開され、世界中の時計ファンから注目を浴びています。また、全世界で販売されるのは、ステンレススチールモデルが1200本、18Kゴールドモデルはわずか200本という希少性です。希望小売価格はそれぞれ、ステンレススチールが1,342,000円（税込）、18Kイエローゴールドが4,235,000円（税込）と、どちらのモデルも洗練された美しさを持ちながらも高級腕時計としてのステータスを自負しています。

まとめ

グランドセイコーの「45GS」復刻デザイン限定モデルは、過去の名作を敬愛しつつ、現代技術の粋を集めた作品です。時計としての性能だけでなく、美しいデザインは見る者の心を惹きつけます。ぜひ、そんな時計を手に取って、その魅力を感じてみてください。日本を代表する高級時計として、世界中からの高評価も納得の製品です。