彗星JAPANがPSG戦で手話シャツを着用
2023年8月20日、デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が製作した手話シャツを着用した彗星JAPANの選手たちが、東京・国立代々木競技場で行われたパリ・サン=ジェルマン(PSG)との親善試合に臨みました。このシャツは、デフハンドボール男子日本代表へのチャリティー活動の一環として制作されたもので、国際的な舞台での意義を強調するものでした。
試合当日は、平日にもかかわらず6,566人もの観客が駆けつけ、日本代表の1年ぶりの戦いを見守りました。試合前には、デフハンドボール男子日本代表の小林優太選手と水嶋貴一選手が来場し、選手たちとの交流が行われました。
自国開催となるデフリンピック東京2025を見据えた部井久アダム勇樹選手は、観戦者たちに向けて「皆さんの気持ちがしっかり入っていると思います。いい結果を期待しています」と力強く語りました。また、彼はハンディキャップを抱える選手たちを見て感じた勇気をシェアし、相互に高め合うことの重要性を訴えました。
この日のウォーミングアップでは、彗星JAPANが着用した手話シャツの売上が、デフハンドボールの男子代表への支援へとつながることが期待されています。シャツのデザインには、指文字の「JAPAN」や、背面にデザインされた流れ星があしらわれており、それだけでなくヒュンメルのタグライン「LET’S PLAY」を日本語訳した「やってみよう」という手話も含まれています。デフハンドボールの魅力を広めることが、このシャツのもう一つの目的であると小林選手と水嶋選手は述べています。
試合がスタートすると、彗星JAPANは序盤こそ6-2とリードを奪うものの、PSGの実力に押され前半は9-19という結果に。しかし、後半はGK岩下祐太選手のセーブと共に、後から加わった選手たちも連続得点を重ね、試合の雰囲気を一新します。最終的には30-23でPSGが勝利を収めたものの、後半のパフォーマンスに手ごたえを感じたトニー・ジェローナ監督は、自信を見せる発言をしています。
特にこの試合で最も多く得点した藤坂尚輝選手は、自身のプレーについて改善点を指摘し、スピードを武器にさらなる進化を目指す意欲を示しました。彼の成長は、チーム全体にはもちろん、デフハンドボールへの興味を持ってもらうきっかけにもなるでしょう。
彗星JAPANは今後、2024年1月にクウェートで開催予定のアジア選手権に向けて強化を図り、1979年以来の3度目の優勝を目指す意気込みです。左:ハンドボール日本代表 半袖手話シャツ、右:ハンドボール日本代表 長袖手話シャツ。どちらもユニセックスサイズで予約販売中です。
商品情報
Price:8,800円(税込)
Size:S・M・L・O・XO・XO2・XO3・XO4(ユニセックス)
※ネーム&背番号の加工受付はありません
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Price:9,900円(税込)
Size:S・M・L・O・XO・XO2・XO3・XO4(ユニセックス)
※ネーム&背番号の加工受付はありません
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ハンドボール日本代表の活動は、ハンドボールの普及のみならず、デフハンドボールを支えることにも寄与しており、今後の展開が非常に楽しみです。彼らの努力が新たな支援の形となり、より多くの人々にハンドボールやデフスポーツの魅力を伝えることができるよう期待しています。