日本最大級のサステナビリティリーダーコミュニティ「SLC」最終分科会開催レポート
サステナビリティを推進するリーダーたちが集う「Sustainability Leadership Community(通称SLC)」は、2026年1月21日、SSBJ分科会の最終回を行いました。今後の企業におけるサステナビリティ活動が一層重要となる中、参加者たちは共に学び合い、情報を交換しました。
SLCの概要と目的
SLCは、サステナビリティについての理解を深め、実務に活かすための無料登録制コミュニティです。大手企業向けのサステナビリティERPソリューションを提供するBooost株式会社の下、879名の会員と612社の企業が参加しています。コミュニティ内では、基調講演やパネルディスカッション、懇親会などを通じ、ネットワーキングを促進。多様な視点での意見交換を行い、企業の持続可能性を高める手助けをしています。
SSBJ準拠の実務研修
今回の最終回にあたるSSBJ分科会では、2025年に公表されるSSBJ基準の実務対応をテーマに、参加企業間での知識と経験の共有が行われました。この分科会は、サステナビリティ部門、IR部門、経営企画部門の実務チームを対象とし、2025年7月からスタートしました。7回の連続開催を通じて、参加者は具体的な課題に対処し、先進事例を学ぶ場を設けました。
分科会の成果と学び
最終回では、各社がこれまでの議論をもとに、以下の観点でプレゼンテーションを行いました:
- - マテリアリティの再整理:マテリアリティの特定が、財務影響評価や指標設定の出発点であることが再確認されました。
- - 経営判断と財務評価:経営戦略と財務影響評価をどうつなげるかが重要であるとの意見が共有され、財務部門の関与の重要性が強調されました。
- - 全社的な推進:サステナビリティの推進には、全社的な体制が欠かせず、頂点に立つ経営層のコミットメントが必要であることが強調されました。
- - データのガバナンス:保証に耐えうるデータガバナンスが急務であり、特にグローバル拠点での標準化が今後の課題として挙げられました。
- - メディア間のストーリーの接続:統合報告書と有価証券報告書との間で一貫したストーリーを持たせる必要性が強調されました。
アンケート結果と参加者の反響
参加者からは以下のような声が寄せられました:
- - 「広範な業務テーマに関連した示唆を得られた」
- - 「他社とのディスカッションを通じて、課題がより明確になった」
- - 「ネットワーク形成が大きな助けになった」
分科会を閉じるにあたり、SLCの今後の活動への期待も高まりました。企業のサステナビリティ推進を支援するため、引き続き分科会や交流イベントなど、実務に即した場を提供していく方針です。
「日本をSX先進国へ」プロジェクト
SLCが運営するBooost株式会社では、サステナビリティ関連の開示義務に対する企業の課題を解決するために、「日本をSX先進国へ」プロジェクトを2024年11月に開始しました。本プロジェクトでは、実務担当者と経営層を対象としたさまざまな施策を展開し、より良いサステナビリティ推進を目指しています。
SLCの今後
今後もSLCは、参加者に合わせた分科会やネットワーキングの場を提供し続け、企業のサステナビリティの推進を支えるための活動を展開していきます。加えて、最新情報や具体的な事例の共有を通し、持続可能な経済の実現に寄与することを目的としています。