電通デジタルが提案するDX組織診断プログラムの新展開

電通デジタルが導入したDX組織診断プログラム「DX組織クイックスキャン」

株式会社電通デジタルは、このたび新たに「DX組織クイックスキャン」という簡易診断プログラムの提供を開始した。このプログラムは、企業におけるDX（デジタルトランスフォーメーション）組織の現状や課題を分析し、持続的な成長に向けた戦略を提案することを目的としている。

DX組織の役割と現状の課題

今やDXは企業変革において避けては通れない重要なテーマとなっている。多くの組織がDX推進のために特化した部門を設けているが、数年が経過してもその効果が薄く、特定の部署のみが成果を上げているという問題が顕在化している。このような中、組織全体の変革を促進するためには、DX組織の持続的な強化が必要だ。

電通デジタルは、こうした企業の悩みを解決すべく、豊富な経験に基づいた新プログラムを開発した。診断プログラムはオンラインで簡単に利用でき、どなたでも無料でアクセス可能である。忙しい業務の合間にも対応できるように設計されており、アンケートへの回答はわずか15分程度で完了する。

プログラムの特長

1. 手軽に診断できる

「DX組織クイックスキャン」は、オンラインで完結するクイック診断プログラムであり、利用者は手軽に自組織の現状を振り返ることができる。診断結果は、組織の特徴や文化、構造といった重要な要素について、電通デジタルが独自に培った知識を元に網羅的に分析される。

2. 問題の特定と分析

診断は、DX組織が直面しがちな典型的な9つのパターンに分類され、組織の問題を客観的に把握する手助けをする。この結果を基にしたレポートは、動物をモチーフにしたデザインでユニークさを演出しつつ、分かりやすさも追求している。また、潜在的な問題点も明示され、根本的な改善策を模索できるようになっている。

3. 成長に向けたアクションプラン

診断結果を得るだけでなく、その結果に基づいた成長のための具体的なアクション例も提示される。これにより、診断を通じて次のステップを考える手助けをし、企業が自ら成長していくための道しるべを示す。

使い方と今後の展望

このプログラムの利用は非常に簡単だ。まず、診断フォームに必要事項を入力し（約15分）、その後1～2週間以内に結果がフィードバックされる。電通デジタルはこの結果をもとに、さらなる具体的なプログラムも提供する。

メールやフィードバックを通じて、企業の特性に応じた支援を行い、戦略策定や実行についてもアドバイスを行うという。今後、電通デジタルは、顧客企業の持続的成長を支えるために、ビジョン構築や顧客体験設計といった統合的な支援を行っていく予定である。

電通デジタルについて

電通デジタルは、国内最大規模の総合デジタルファームであり、企業の自律的な変革を推進することを目指している。「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える」という理念のもと、革新的なサービスを提供し続けている。クライアント企業と共に新しい価値を生み出し、経済や社会の変革に寄与していく姿勢が特徴だ。