デザイナーのキャリアトレンドを探る新レポート
株式会社グッドパッチは、新たに『ReDesigner Career Trend Report』を公開しました。この調査は、デザイナーのキャリアパスや働き方のトレンドを具体的に示すもので、特に年収の変動や転職理由、リモートワークの満足度について詳しく掘り下げています。
年収のトレンド
調査によれば、デザイナーの年収のボリュームゾーンは400万円以上500万円未満であることが判明しました。ただし、職種によって年収に大きな差があり、デジタルプロダクトデザイナーは他の職種と比較して高い収入を得ている傾向があります。具体的には、デジタルプロダクトデザイナーの中で約50%が700万円以上の年収を得ており、一方でグラフィックデザイナーは69.1%が年収400万円未満という結果も示されています。
転職動向
転職は20代後半の25〜29歳に多く見られ、転職した理由として「スキルを伸ばすため」という回答が最も多く寄せられました。このことは、デザイナーに求められるスキルの多様化が進んでいることを示唆しています。また、70.7%以上が転職によって年収が上がったと回答しており、デザイナーとしてのキャリアアップが確認されています。特に年収800万円以上のデザイナーは新規事業への関心が高い傾向にあります。
リモートワークの実態
リモートワークについては、全体の31.3%がフルリモート勤務をしているという結果が出ています。満足度の傾向としては、出社が増えるにつれ、満足度が下がることが顕著で、フルリモート勤務では95%が満足と回答しています。週1〜2日の出社でも満足度は高いものの、週3日以上の出社になると一気に満足度が低下することが明らかになりました。このデータは、デザイナーが働く環境に対してどのような期待を持っているかを浮き彫りにしています。
調査背景と今後の展望
ReDesignerは、デザイナーのキャリア支援を目的としたサービスであり、2018年からデザイン人材が持つ価値を最大限に発揮する企業とのマッチングを行ってきました。今回の調査結果を基に、デザイン業界の動向をより詳しく把握し、企業とデザイナー両方にとって有意義な情報の発信を継続していく意向です。今後も定期的に調査を実施し、業界の変化をリアルタイムで届けることを目指しています。
まとめ
『ReDesigner Career Trend Report』は、デザイン業界における働き方の変化や年収のトレンド、リモートワークの満足度を可視化する重要なレポートとなっています。この調査結果は、デザイナーや企業双方の戦略を見直すための貴重な資料となるでしょう。レポートの詳細は
こちらからご覧いただけます。