旭化成ホームズとKOKUAの防災サービス「備えNAVI」
2025年8月26日、旭化成ホームズ株式会社と株式会社KOKUAは、防災に対する意識を高め、日常生活の中で自然に防災対策を行えるサポートサービス「備えNAVI」を開始しました。このサービスは、旭化成ホームズの会員制Webサイト「HEBELIAN NET.」上で利用可能となり、家庭ごとの特性に応じた防災支援を提供します。
「備えNAVI」の特長
「備えNAVI」は、家庭ごとの家族構成や生活習慣から防災行動を提案する診断機能を中心に、ECサイトでの防災備蓄品の購入、定期的な通知による再診断が組み合わさったワンストップ型のサービスです。具体的には、以下のような機能があります。
パーソナライズ診断機能
この機能では、個々の家庭に最適な防災対策を提案します。家族構成や生活スタイルに基づいて、防災行動のアドバイスや必携品リスト、避難に必要な備蓄品のリストと数量を示し、具体的な準備をサポートします。さらに、必要となる備品をECサイトから簡単に購入できる点が魅力です。
防災備蓄の推進
HEBELIAN NET.では、防災食を含む各種防災グッズや在宅避難セットの簡単購入が可能です。特に、防災食は日常的な食事と同等の味で、保存期間が1年半以上のものを厳選して提供。これにより、「備蓄と消費」のサイクルを促進し、ローリングストックがしやすくなります。また、太陽光発電や蓄電池の設置に関する相談ができる体制も整えています。
定期的な通知・再診断
t定期的に防災食の購入者に通知を行い、備蓄内容の見直しを促すことで、安全な生活の実現を支援します。これにより、発災前に備える意識が高まるとともに、家庭内の防災コミュニケーションを促進する機会が生まれます。
両社の思い
旭化成ホームズの野口豪之部長は、自然災害の激甚化が避けられない現代において、「トータルレジリエンス」を重視した取り組みを進めていると述べました。「備えNAVI」を通じて、日常生活の中に防災意識を自然に組み込むことができる仕組みを目指し、住まいの安全性を高めています。
一方、KOKUAの泉勇作CEOは、防災は日常生活に溶け込むものであると強調しています。KOKUAが提供するパーソナル防災サービス「pasobo」を通じ、一人一人が手軽に災害に備えることができる社会を目指しており、旭化成ホームズとの共同開発によって、より実効性の高い防災インフラの構築を目指しています。
旭化成ホームズ株式会社と株式会社KOKUAについて
旭化成ホームズは、都市型住宅のリーディングブランドとして、1972年に設立された企業です。「ヘーベルハウス™」を含む様々な住宅関連事業を展開し、持続可能な住まい作りに注力しています。
株式会社KOKUAは、多発する自然災害への対策として、防災に特化したサービスを展開し、2020年に設立されました。彼らは防災を日常生活に取り入れることを目指して活動しています。
この「備えNAVI」は、これら両社の理念を結集した防災サービスであり、多くの家庭にとって重要な防災の土台を築くことでしょう。