Bromptonが大阪・関西万博で特別な自転車コミュニティイベントを開催
2025年の大阪・関西万博において、ロンドンを拠点とする折りたたみ自転車ブランド、Brompton(ブロンプトン)が英国パビリオンでユニークなコミュニティイベント「The Brompton Experience」を実施しました。このイベントは、どのメーカーの自転車ユーザーでも参加でき、都市の移動手段としての自転車が果たす役割や、未来のコミュニティとモビリティについて考えることを目的としています。
雨の中で行われた自転車ライド
当日はあいにくの雨にもかかわらず、40名の参加者が集まりました。大阪城公園を出発し、約20kmのスタンプラリーを行いながら、淀川沿いのサイクリングコースを楽しみました。参加者たちは笑顔で出発し、雨を忘れたかのように自転車の楽しさに没頭。最終的には夢洲にある万博会場に無事到着し、都市を楽しむ新しい方法への共感を深めました。
トークセッションでの議論
ライドの後、英国パビリオンではトークセッションが行われ、「自転車の自由な移動が、都市と人のつながりをどう変えていくのか?」というテーマで活発に議論が交わされました。参加者のひとり、キャロリン・デービッドソン氏(2025年大阪関西万博英国政府代表)は、雨に打たれながら自転車で来た参加者を労い、「あいにくの天気ですが、これぞロンドンの天気ですね」とジョークを交えて会場を和ませました。彼女はまた、自転車が都市生活を豊かにする新たな自由な移動手段として重要であると訴えました。
BromptonのCMO、クリス・ウィリンガム氏も、「私たちの自転車は、都市生活を自由で幸せにする可能性を秘めている」と語り、Bromptonが持つビジョンについて情熱的に語りました。加えて、BROMPTON JAPANのカントリーマネージャー、矢野大介氏は、「自転車を都市計画に組み込むことで、移動の自由度が広がる」と強調し、今後のインフラ整備での自転車の重要性について言及しました。
MCを務めた落合友樹氏(Radio Rueda MC)は、自動運転システムエンジニアとしての知見を生かし、自転車の魅力として「移動を楽しむ」という視点を贈りました。また、このイベントの模様は、ポッドキャスト「Radio Rueda」特別編として配信されることが決定しています。
特別展示と今後のイベント
トークセッション後には、Bromptonの魅力をさらに深く知ることができる特別展示が開催されました。一般公開されるこの展示では、通常モデルのC Line、P Line、T Lineに加え、日本未発売のG Lineやアジア限定モデルも展示され、製品だけでなく、ブランド哲学や革新性を伝える映像コンテンツも好評を博しました。特に「Brompton × Liberty C Line」モデルは、ロンドンのリバティ社とのコラボ作品で、そのクラシックなデザインと革新的な機能が融合した特別な一台となっています。会場では、QRコードを使った抽選も行われ、参加者たちにはこの特別モデルを手に入れるチャンスも提供されました。
今後も「Brompton Urban Challenge」などのイベントを通じて、都市での自由な移動体験を提供していく予定であり、Bromptonは日本での活動を強化し、持続可能なモビリティの普及に貢献することを目指しています。
終わりに
Bromptonの自転車は、世界47か国で販売され、その生産の70%以上が輸出された実績を持ちます。1975年に創業し、2022年には100万台の生産を達成。Bromptonの製品は、都市に住む人々の生活を豊かにするために設計されており、その軽量かつコンパクトなデザインは、多様な移動シーンでの対応を可能にしています。今後も多くの人々に自由な移動体験を提供し続けるBromptonにご期待ください。