名古屋市西区で盛り上がったお菓子メーカーの「客相Meetup vol.2」
2025年9月12日、名古屋市西区に本社を置く春日井製菓株式会社が、地元のお菓子メーカーと共催で「客相Meetup vol.2」を開催しました。このイベントは、お客様相談室の担当者やその業務に興味を持つ社員が集まり、相互に学び合う貴重な場と位置付けられています。
「客相Meetup」の目的と背景
「客相Meetup」は、昨年の「おかしなハロウィン」イベントをきっかけに誕生しました。このイベントでは、名古屋市西区の5社—春日井製菓、meito、共親製菓、安部製菓、カクダイ製菓—が集まり、お菓子を通じて地域の子どもたちを楽しませる活動をしています。企業間で商品の意見交換ができる良い機会だったことから、ここから対話をさらに深め、業務の工夫や顧客体験について話し合う「客相Meetup」を形成することに至りました。
兼務の難しさとその工夫
参加した企業のうち、5社ではお客様相談室の担当が他の業務とも兼務しています。このような場合、突然の顧客からの問い合わせに迅速に応じる必要があり、限られた時間の中での業務遂行が求められます。
当日、多くの担当者が自身の対応方法や、他社の事例について共有。お客様満足度を高めるためのヒントを探り合いました。特に、参加者間での活発な質疑応答が印象的で、今後に生かすべきノウハウが豊富に得られたようです。
グループワークで実践的な学び
今回の「客相Meetup」最大の特徴は、実践を通じての学びの場として設けられた50分間のグループワークです。「お悩みを皆で考えよう!」というテーマで、クレーム対応の模擬演習を交えて、参加者同士が経験をシェアしました。
気になる点をお互いに話し合うことで、同じ課題を持つメンバーとの連携の重要性を再認識できる機会となりました。ワークショップで発表されたアイディアやフィードバックは、当日参加できなかった全員に迅速に共有され、各社に持ち帰られることになっています。
新たな視点の共有
参加企業の講演では、実践を通じた学びの重要性も強調されました。共親製菓の鈴木氏は「マニュアルのない業務」と題し、実践的な対応法を講演。佐藤氏は「楽しく働く方法」をテーマに心の持ち方に焦点を当てた講演をし、参加者同士が共感を得る場となりました。
参加者の声
参加者からは「他社のやり方を学び、自社に生かすヒントが得られた」「お客様相談室の業務が楽しいものであると感じられた」といった感想が寄せられ、地域に根ざした新たな取り組みの意義が示されました。
未来への展開
「客相Meetup」の企画担当者は、これからも定期的にこのような場を設け、地域の強化や顧客体験向上に寄与していく考えを強調しました。今回のイベントは、単なる研修ではなく、共催した企業の協力を通じて、質の高いサービスを提供し、地域の活性化を進めるための重要なステップと位置付けられています。
春日井製菓の紹介
春日井製菓は1928年に名古屋で創業され、キャンディやグミ、ラムネなど多様なお菓子を製造しています。『つぶグミ』や『キシリクリスタル』など、人気の商品を展開し、地域に愛される企業として知られています。彼らの経営理念は「おいしくて、安心して多くの人々に愛され続けるお菓子作り」です。この理念をもとに、顧客との強い信頼関係を築き、地域貢献を続けています。