日豪ライフセーバー交流
2023-08-09 11:00:03

4年ぶり実現!日豪ライフセーバー交流、下田で国際連携

4年ぶりの来日!オーストラリアのライフセーバーと下田で国際交流



2023年8月、オーストラリア・クイーンズランド州のマルチドーSLSCから2名のライフセーバーが、4年ぶりに下田市を訪れました。新型コロナウイルスの影響で中断されていた日豪間のライフセービング交流が、ついに再開されたのです。

今回の来日は、下田LSCとの合同トレーニングや、地域の視察、さらには小中学生を対象とした交流プログラムなど、多岐にわたる活動が予定されています。オーストラリアのライフセーバーたちは、日本のライフセービング活動や文化を肌で感じ、日本の若者たちは国際的な視野を広げる貴重な機会となります。

25年にわたる交流の歴史



マルチドーSLSCと下田LSCの交流は、1999年の姉妹クラブ提携以来、2019年まで20年間継続されてきました。ライフセービング技術の向上だけでなく、相互理解を深めることを目的とした交流は、両クラブの会員約300名が参加する大規模なものとなりました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年から2022年はオンラインでの交流に切り替える必要がありました。

今回、4年ぶりに再開された対面での交流は、両クラブにとって、そして国際交流においても非常に大きな意味を持つと言えるでしょう。25年という長い歴史の中で築き上げられた信頼関係と、海とスポーツという共通の目的意識が、この交流を支えているのです。

交流プログラムの内容



今回の来日メンバーは、サーフスポーツ理事やライフガード、ドローンオペレーター訓練生など、多様な経験を持つ2名です。滞在期間中は、下田LSCとの合同トレーニングや、地域のユニバーサルビーチプロジェクトの視察、下田市長への表敬訪問、地元小中学生との交流プログラムなどが予定されています。

特に、地元の若者たちとの交流プログラムは、将来の国際的な人材育成という点において重要な意味を持ちます。海の安全を守るという共通の目的意識を持つことで、世代を超えた国際交流の輪が広がっていくことが期待されます。

将来に向けた展望



今回の交流は、「東アジア文化都市2023静岡県」地域連携プログラムとして実施されています。ライフセービング技術の交流にとどまらず、文化交流や相互理解を深めることで、将来的な都市交流にも発展していく可能性を秘めています。

25年にわたる歴史を持つこの国際交流は、今後も継続され、日豪両国の友好関係をさらに深めていくでしょう。海を介した国際交流は、国境を超えた友情と理解を育む、かけがえのない活動なのです。

来日メンバー紹介



トッド・グレース
サーフスポーツ理事
ニッパーズ・マネージャー
サーフスキー・キャプテン

ルーベン・ジカルスキー
SLSQライフガード
SLSAハイパフォーマンスチーム(2019年)
ドローンオペレーター訓練生

交流日程



2023年8月16日(水)~2023年8月25日(金)

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 下田ライフセービングクラブ
住所
静岡県下田市柿崎35−15
電話番号

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