未来の保育士を目指す学生たちの挑戦、コンテストが開幕

令和元年、幼児教育や保育に関する無償化が進む中、全国の保育士を目指す学生たちの新たな挑戦が始まります。その名も、「未来の保育士コンテスト2019」。このコンテストは、国内最大級の保育を中心とした求人メディア「ココキャリ」を運営するキャリアフィールド株式会社が主催し、全国の保育・幼児教育系の大学、短大、専門学校と提携したプロジェクトです。今回は、学生たちによる新しい知育遊びの発表が求められています。

コンテストの目的

コンテストのテーマは「新しいこどもとの知育あそびの創造」。参加者は劇、ダンス、絵本、手遊び歌など、自身のアイディアを活かして創作されたパフォーマンスを披露します。応募作品は子どもたちの新しい発見や創造を促す知育コンテンツであり、未来の保育士たちがその専門性を生かして保育の可能性を広げることを目的としています。

このコンテストでは、ただ大会の順位を競うことが目的ではありません。保育学生がクリエイティブな発想をもとに、子どもための楽しい遊びを創出し、保育士としての専門性が高いというイメージを世間に伝えることが重要です。残念ながら、保育業界に対してはマイナスのイメージが強く、保育士を目指す学生が減少していますが、そうした状況を打破するための一助となることを期待しています。

コンテスト概要

コンテストは6月1日から7月31日まで応募を受け付けており、8月に事前審査が行われます。そして、最終審査は9月25日に東京都港区にあるスペースFS汐留で実施される予定です。今回の審査会では、女優の伊原六花さんもゲスト審査員として参加します。伊原さん自身も子どもが好きで、保育士の仕事を体験したことがあるため、その経験をもとに審査を行ってくれます。

参加方法

興味がある方は、特設サイト（http://coco-cari.jp/mirai）からエントリーできます。応募する際の条件は、全国の保育・幼児教育系の大学、短大、専門学校に在籍する学生およびその団体です。応募作品には、オリジナルの劇や絵本、パネルシアターなど、保育園での活動に応用できるさまざまなアイディアを盛り込むことが求められます。

賞金と表彰

グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞の3つの賞が用意されており、賞金は合計100万円にのぼります。グランプリには50万円、準グランプリには20万円、特別賞には10万円の賞金が授与される予定です。このコンテストは、ただの競争ではなく、参加者が自分の能力を発揮し、お互いに刺激し合う場でもあるのです。

まとめ

この「未来の保育士コンテスト2019」は、保育士を目指す学生たちが自らのアイディアを形にする大きなチャンスです。全国の学生たちがどのような斬新な知育あそびを提案するのか、そしてそれが保育業界にどのような影響を与えるのか、非常に楽しみです。保育士業界は日本の未来に欠かせない存在であり、その専門性や魅力を広める一環として、このコンテストは大いに意義があると言えるでしょう。