宇部市とメタウォーターによる下水道運営事業
2024年11月27日、山口県宇部市とメタウォーター株式会社が代表企業を務める特別目的会社「うべアクアフロント株式会社」は、公民連携事業「宇部市公共下水道西部処理区運営事業」の実施契約を締結しました。この契約は、宇部市の公的インフラを民間企業の力を借りて効率的に運営することを目指しています。
本事業の背景と目的
本事業は、宇部市がPFI手法を用いることで、課題を多く抱える下水道運営の効率化を図るものです。宇部市は施設の所有権を維持したまま、うべアクアフロントが「西部浄化センター」の運営と場外施設の管理を行います。これは、地域の持続可能な発展を実現するために重要なステップです。
宇部市の下水道施設は、老朽化や汚水量の減少、さらには労働力不足といった課題に直面しています。これに対処するためには、専門技術を担う人材の確保と育成、地域に即した汚泥の利用方法の模索が不可欠です。
事業詳細と運営方式
1. 事業名
2. 事業方式
3. 事業対象
- - 西部浄化センターの運営及びポンプ場、マンホールポンプ場の維持管理
4. 事業期間
- - 2026年4月から2056年3月までの30年間
この30年間の運営期間中、うべアクアフロントは地域と密接に連携しながら、メリットを最大化するための取り組みを行います。具体的には、持続可能な運営を目指し、地域の現状を考慮した施策を検討し、実行していきます。
特別目的会社「うべアクアフロント」の役割
設立されたばかりの「うべアクアフロント」は、地域に根差したインフラ企業としての役割を担います。代表取締役社長の森永俊二朗氏を筆頭に、メタウォーターを中心とした出資企業が協力し、地域のニーズに応える運営を目指します。出資企業には、フジ総業、ユーディーエンジニアリング、前村電気工事、大栄建設、UBE三菱セメントなどが名を連ねています。
これまで蓄積してきた下水道に関する技術やノウハウをフルに活用し、地域との連携を大切にしながら、本事業を推進する意欲を示しています。特に近年、労働力不足が深刻化している中で、地域を支えるために必要な専門人材の育成にも力を入れる必要があります。
今後の展望
「宇部市公共下水道西部処理区運営事業」では、地域の課題解決に向けた取り組みが期待されており、30年間の長期的な運営を通じて、持続可能な下水道事業のモデルケースが形成されることでしょう。さらに、地域の発展に寄与するインフラ構築に背中を押していけるよう、地域との共生を図りながら展開していくと期待されています。