インクルーシブ教育を進化させる『天神』の魅力
株式会社タオが開発したICT教材『天神』は、教育現場の課題を解決し、すべての子どもたちが学びの場で「わかる・できる」喜びを体験できるよう設計されています。2025年8月30日に開催予定の「第55回 教材教具展覧会」では、その実機デモが公開され、専門スタッフが常駐し、来場者に直接体感してもらう予定です。この機会に、『天神』の特長とその意義について詳しく紹介します。
教育現場の負担軽減とインクルーシブ教育の実現
インクルーシブ教育の理念が広まる一方で、現場では多様な特性を持つ子どもたちに対する個別対応が求められ、教職員の作業負担は増加しています。教育者の間で「どの子も取り残さない」という気持ちは強いですが、その一方で指導ノウハウの不足や人員不足といった課題に直面しています。タオでは、この改善に向けてテクノロジーが役立つと信じて『天神』を開発。インクルーシブ教育の理想と現場のニーズを結びつける「架け橋」となることを目指します。
『天神』の特長
1. 学年の壁をなくす無学年式システム
『天神』は主要教科書に基づいており、特別な支援が必要な子どもたちも、同じテーマで学ぶことが可能です。このシステムにより、「ついていけない」という孤立感を感じさせることなく、一人ひとりが自分のペースで学べる環境を整えます。更に学年の枠を越えて学習できることから、子どもたちの多様なニーズに応えられる仕組みが確立されています。
2. 発達の特性に寄り添う教材設計
『天神』には音声読み上げ機能やヒント、超スモールステップの設計が施されており、様々な発達段階に配慮されています。子どもたちは「見て」「聞いて」「自分のペースで」学ぶことができるため、それぞれの個性に応じたアプローチが可能です。この「おもてなし」の精神が、子どもたちの学習意欲を引き出します。
3. 学習支援を充実させる
特に放課後等デイサービスにおける活用が期待されており、指導に不安がある職員でも簡単に支援ができるようになります。幼児向けには「知識・数量・言葉・記憶・思考」を育むプログラムが打ち出されており、多くの施設で実績を上げています。
展覧会の開催概要
この展覧会では、『天神』を用いた様々な実体験が提供されます。詳細は以下の通りです。
- - 会期: 2025年8月30日(土) 10:00~16:00
- - 会場: ホテルアウィーナ大阪 4階
- - 入場: 無料
- - 主催: NIK教材研究会
- - 公式サイト: 教材教具展覧会公式サイト
『天神』についての概要
『天神』は個別最適な学習環境を提供するICT教材であり、特に多様な子どもたちが集まる場所で効果を発揮します。教科書に準拠した問題を多数用意し、発達に配慮した設計がなされているため、学習の楽しさと自己肯定感を育む助けとなります。また、学年に関係なくいつでも学習が可能な点も大きな特長です。
このように、『天神』は、インクルーシブ教育を支える強力な味方となります。教育の場での実績を通じて、その効果を証明し続けていってほしいと期待しています。