株式会社メトロアドエージェンシーが主催する『Metro Ad Creative Award』が、2024年度の作品募集を9月25日より開始します。この公募型広告賞は、これからの新しいOOH(アウト・オブ・ホーム)広告や交通広告を創造することを目的としており、クリエイターたちの独自のアイディアを広く募集します。
本賞は、2017年から始まり、今年で8回目を迎えます。東京メトロの交通メディアを利用し、グラフィック部門、プランニング部門、デジタルサイネージ部門の3つのカテゴリで作品を募集します。その中で、傑出したアイディアにはグランプリをはじめ、賞金や賞品が授与されます。さらに選ばれた作品は、東京メトロの銀座線1編成ジャックや各駅にある縦型サイネージでの展示も予定されています。これにより、応募者は自分の作品を広く多くの人々に見てもらうチャンスが得られます。
昨年度は、多くの応募者から独創性に富んだ作品が寄せられ、グラフィック部門では株式会社明治の「レジャーシート」が、プランニング部門では株式会社日本デザインの「のびしろ美術館」が、デジタルサイネージ部門ではサッポロビール株式会社の「振り返れば、食卓にいた。」がそれぞれグランプリを獲得しました。この結果は、参加者がいかに創造的な視点を持っているかを示しています。
2024年度の応募は、特設サイトから行うことができ、年齢や職業、国籍の制限はありません。また、グループでの応募も可能です。各部門の詳細は以下の通りです。
- - グラフィック部門: 中づりポスターを利用したポスターデザイン(364mm×1030mmのPDF形式)。
- - プランニング部門: 駅構内での企画書(A4横10枚以内のPDF形式)。
- - デジタルサイネージ部門: 駅の縦型サイネージで使用する動画(音声無し・15秒、30秒、45秒、60秒のMP4形式)と企画書(任意形式)。
このように、多様なアイディアが求められている中、すべての応募者は自身のクリエイティブな能力を発揮し、広告業界に新たな風を吹き込むことができる機会があります。運営担当者は、公共交通を利用する多様な客層に向けて、効果的にメッセージを伝えるための斬新なアイディアを探し続けていると述べています。
東京メトロは、コロナ禍後も海外からの観光客の増加が見込まれる中、公共空間での広告の重要性が高まっていると考えています。そして、より多くのクリエイターがこのアワードに参加することで広告メディアが進化し、特に交通広告が持つ多様な価値が引き出されることが期待されています。新しいアイディアを持つすべての人々に、この機会を積極的に活用し、作品を応募してほしいと呼びかけています。
詳細な応募期間は2024年9月25日から12月25日まで(予定)です。今後の発展が楽しみなこのイベントに、ぜひ多くのクリエイターが参加し、交通広告の未来を一緒に切り拓いていきましょう。