15th Rock、京大発ペロブスカイト太陽電池スタートアップ「エネコートテクノロジーズ」に出資! 脱炭素社会実現へ注力
独立系ベンチャーキャピタル「15th Rock」は、京都大学発のペロブスカイト太陽電池開発スタートアップ「株式会社エネコートテクノロジーズ」にシリーズC追加ラウンドで出資したことを発表しました。
今回の出資により、エネコートテクノロジーズは累計83億円を調達。調達資金は、ペロブスカイト太陽電池技術の開発加速、生産・販売体制の構築、事業拡大に充当されます。
15th Rockは、エネコートテクノロジーズのビジョン、加藤社長をはじめとする従業員の熱意、環境保護と自然エネルギーの有効利用に資するペロブスカイト太陽電池の可能性に共感し、今回の出資を決断しました。今後、エネコートテクノロジーズの事業成長を最大限にサポートしていく方針です。
ペロブスカイト太陽電池とは?
ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン太陽電池に比べて、軽量で薄く、製造コストが安いという特徴があります。また、高いエネルギー変換効率も期待されており、近年注目を集めている次世代の太陽電池技術です。
エネコートテクノロジーズについて
エネコートテクノロジーズは、京都大学化学研究所若宮淳志研究室の研究成果を実用化するために2018年に設立されたスタートアップです。同社は、IoTやモビリティ用途向けの軽量薄膜太陽電池技術に強みを持ち、NEDOのグリーンイノベーション基金事業にも採択されています。脱炭素化社会の実現に向けて、ペロブスカイト太陽電池技術の開発に積極的に取り組んでいます。
15th Rockについて
15th Rockは、Human Augmentation(人間の能力拡張)とコンシューマーサービスに投資領域を定め、投資活動を行っているベンチャーキャピタルです。Human Augmentationとは、テクノロジーの力で人間の能力を拡張し、従来不可能だったスキル習得や健康寿命の延伸などを可能にする技術です。15th Rockは、同分野への投資を通じて、固定概念や年齢などの障壁を超えて、新しいライフスタイルや当たり前を創造することを目指しています。
脱炭素社会実現に向けた取り組み
エネコートテクノロジーズは、ペロブスカイト太陽電池技術の開発を通じて、環境保護と自然エネルギーの有効利用に貢献し、脱炭素化社会の実現を目指しています。15th Rockの今回の出資は、同社の取り組みを後押しし、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。