あせも(汗疹)の対策
2024-07-03 14:00:15

【専門医解説】大人も要注意!あせも(汗疹)の原因、症状、治療法、予防法を徹底解説!

汗ばむ季節に増える「あせも」の悩み、専門医が解説!



汗によって引き起こされる代表的な皮膚トラブル、それが「あせも」と呼ばれる汗疹(かんしん)です。かつては乳幼児に多く見られる症状と思われていましたが、近年は、大人でも悩まされる人が増加しています。

猛暑日が続く夏場、汗をかきやすい状況が続くと、汗がうまく排出されずに皮膚の中に溜まってしまい、炎症を起こしやすくなります。これが、あせもの原因です。

あせもは、かゆみが強く、掻きむしってしまうと、細菌が侵入しやすくなり、治癒が遅れてしまったり、傷跡が残ってしまう可能性もあります。

そこで今回は、大正製薬株式会社が運営する健康情報サイト「大正健康ナビ」が公開した、あせもに関する最新情報を紹介します。

専門医が解説!あせも(汗疹)の原因、症状、治療法、予防法



大正健康ナビでは、皮膚科専門医の檜垣 祐子先生に、あせもについて詳しく解説していただきました。

檜垣先生は、東京女子医科大学卒業後、同大学皮膚科に入局し、スイス・ジュネーブ大学皮膚科への留学経験も持つ、皮膚科のベテラン医師です。

檜垣先生によると、あせもは、汗をかくこと自体が原因ではなく、汗がうまく排出されないことが原因とのことです。

汗は、体温調節など、私たちにとって重要な役割を担っています。汗をかくことは、決して悪いことではありません。しかし、汗をかきすぎたり、汗がうまく排出されなかったりすると、あせもなどの皮膚トラブルにつながることがあります。

# あせもの種類と症状



あせもには、いくつかの種類があります。それぞれ症状や原因が異なりますので、確認してみましょう。

紅色汗疹(せきしょうかんしん):最も一般的なタイプで、汗管が詰まって汗が皮膚の中に溜まり、赤い発疹が多数できます。主に、首や背中、胸などに発生します。
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん):汗管が詰まって透明な水ぶくれのような発疹が多数できます。主に、顔や腕、足などに発生します。
深在性汗疹(しんざいせいかんしん):汗腺の奥深くで炎症が起こるタイプで、痛みを伴うこともあります。主に、脇や股間などに発生します。

# あせもを悪化させないために!正しい対処法



あせもを悪化させないためには、以下の点に注意しましょう。

清潔を保つ:汗をかいたら、こまめにシャワーを浴びたり、タオルで拭いたりして、汗を洗い流しましょう。
涼しい服装をする:通気性の良い服装を選び、汗をこもらせないようにしましょう。化繊の衣類は汗を吸い込みにくいので、綿や麻などの天然素材の衣類を選びましょう。
冷やす:患部を冷やすことで、炎症を抑える効果があります。保冷剤などをタオルで包んで患部に当てたり、冷水で濡らしたタオルを患部に当てたりしましょう。
掻かない:掻くと症状が悪化したり、傷跡が残ったりする可能性があります。我慢できない場合は、冷やしたり、薬を塗ったりして、掻かないようにしましょう。
適切な薬を使用する:市販薬でも、あせもに効果的な薬はたくさんあります。症状が気になる場合は、皮膚科を受診して、適切な薬を処方してもらいましょう。

# あせもを予防しよう!日々の生活習慣を見直してみましょう



あせもは、汗をかきやすい季節に多く発生します。日頃から、汗をかく量を抑え、汗をかく環境を整えることが大切です。

水分をこまめにとる:脱水状態になると、汗をかきやすくなります。こまめに水分を補給しましょう。
食事に気を配る:辛いものや脂っこいものは、汗をかく量を増やす可能性があります。食事にも気を配りましょう。
ストレスを溜めない:ストレスも汗をかく原因の一つです。ストレスを溜めないように、気分転換を心がけましょう。
睡眠をしっかりとる:睡眠不足も、汗をかきやすくなる原因の一つです。質の高い睡眠を心がけましょう。

まとめ



あせもは、適切な対処法と予防法を実践することで、症状を改善したり、予防したりすることができます。汗をかく季節に向けて、あせも対策をしっかりとして、快適な夏を過ごしましょう。

大正健康ナビでは、あせもに関する詳細な情報や、その他の健康情報も公開しています。気になる方は、ぜひアクセスしてみてください。


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