データマーケティング研究始動
2021-08-31 10:00:10
国内最大規模のデータマーケティング研究が始動、産学連携で時代のニーズに応える
国内最大規模のデータマーケティング研究がついに始動
最近、データマーケティングに関する日本国内最大級の産学連携研究が動き出しました。この新たなプロジェクトは、学校法人早稲田大学のマーケティング・コミュニケーション研究所と、複数の民間企業との共同によって設立された一般社団法人「次世代データマーケティング研究会(NDMA)」によって進められます。共同運営の核となるのは、ローランド・ベルガーの元グローバル共同代表である長島聡氏が率いるきづきアーキテクト株式会社とThe Breakthrough Company GOです。
NDMAの設立背景
近年、デジタルマーケティング界では、顧客獲得コスト(CPA)を重視した効率的な戦略が主流となり、その結果、生活者の真のニーズや幸福感が置き去りにされがちです。こうした現状に対抗するため、早稲田大学の恩藏直人教授を中心に、新たなデータマーケティングの在り方を探求するNDMAが誕生しました。各業界のリーダー企業が集まり、データに基づいた新たな価値創造を目指します。
参加企業とその役割
NDMAには、大手飲料メーカーや日本航空、凸版印刷、ドワンゴ、エブリーなど、さまざまな業界代表の企業が参画しています。これにより、データマーケティングの知見が多岐にわたり融合し、より実践的かつインパクトのある研究が実現します。これまでと異なり、NDMAの研究は単なるデータ分析に留まることなく、企業の視点を含んだ「行動創造」をテーマに据え、社会や市場の変化に合わせた独自のマーケティング理論を築き上げる狙いがあります。
研究の進め方
本研究では、参加企業から収集したデータや知見を最大限に活用します。例えば、業界の課題を浮き彫りにし、早稲田大学との共同研究を通じて問題解決に向けた新たな手法を開発します。これにより、従来のデータマーケティングの常識を打破し、企業にとって即効性のある価値提案が可能になります。また、研究成果は論文としてまとめられるだけでなく、アクションプランとして具体的な提言も行います。
未来への期待
恩藏教授は、「NDMAのように多様な企業や研究者が集まることは新しい試みです。顧客を超えた行動創造を通じ、マーケティングの未来を共に探っていきたい」と述べています。さらに、今後新たに設立される「次世代データマーケティングコンソーシアム(NDMC)」により、さらなる参画企業を募り、研究の幅を広げていく予定です。
NDMAの取り組みは、生活者が抱える本当のニーズや市場の課題に対して洞察をもたらし、企業間の連携によってより良いマーケティング活動へとつながることでしょう。今後の活動に、ぜひ期待を寄せてください。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人次世代データマーケティング研究会(NDMA)
- 住所
- 東京都新宿区早稲田鶴巻町513番地早稲田大学121号館6階602B教室マーケティング・コミュニケーション研究所内
- 電話番号
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