新レポートの内容
2022-03-25 12:00:09
顧客体験の最前線を探るContentsquareの新レポート公開
Contentsquareの2022 Digital Experience Benchmarkレポート
顧客体験を向上させるための新たなインサイトを提供するContentsquareが、最新のレポート「2022 Digital Experience Benchmark」を発表しました。このレポートは、世界中の14業界、460億のウェブブラウジングセッションを分析したもので、特に日本のデジタル体験に関する洞察が注目されています。
日本におけるウェブブラウジングの傾向
このレポートによると、日本の顧客はウェブサイトやモバイルサイトでの訪問時、ほとんどが1ページを見ただけで離脱してしまうことが判明しました。このデータは、業界全体での平均スクロール率が55%であることからも裏付けられています。日本のオンラインショッピングにおいても、デスクトップを利用する率が高く、実際の購入はスマートフォンよりもパソコンから行われることが分かりました。
更に、コンバージョン率は低く、特に日本のブランドは、顧客のカスタマージャーニーを理解し、ウェブサイトの最適化に取り組むことで重要な利益を得られる可能性があります。具体的には、ページの平均ロード時間がデスクトップの1.61秒に対して、モバイルは1.52秒と、モバイルでの利便性が高いこともわかっています。ですが、日本におけるトラフィックの平均69%がモバイルデバイスからであり、これは世界平均の58%を上回ります。これらのデータから、ブランドはモバイルファーストのアプローチが必要であることが強調されています。
ケアと改善が求められるデジタル体験
Contentsquareの創業者であるヨナサン・チェルキ氏は、このレポートが日本中のブランドにとって顧客体験を理解し、競争力を高めるための重要な指標になると述べています。顧客の期待に応えるデジタル体験を提供することが、ブランドの成否を分ける要因になると考えられています。顧客データに基づいてパーソナライズされた体験を提供することで、ブランドは顧客のロイヤリティを高めることができるのです。
レポートの内容には、消費者がどのようにオンラインで行動し、ブランドに期待することが含まれており、これらのデータは企業に向けた貴重なインサイトを提供します。特に、デジタル技術の進化が顧客に与える影響は無視できず、企業はこれに備える必要があります。
Contentsquareのビジョン
Contentsquareは、デジタル体験をより人間的にする力を持っており、顧客の行動や意図を深く理解するための分析ツールを提供しています。デジタル体験の改善は、どのような企業でも重要な課題ですが、特に日本市場においてはさらなる努力が必要です。このレポートは、企業が顧客の声に耳を傾け、効果的なデジタル戦略を構築するための基盤を提供しています。
近年、Contentsquareは、800社以上の大手企業と提携し、顧客満足度の向上に向けた取り組みを進めています。パリに拠点を持つ同社は、世界中でのプレゼンスを拡大しており、これまでにSoftbankやBlackRockなどからの出資を受けています。
さらに詳しい情報については、Contentsquareの公式ウェブサイトでご確認ください。
まとめ
Contentsquareの「2022 Digital Experience Benchmark」は、デジタル体験を向上させるための鍵となる洞察を提供する重要なレポートです。ブランドが市場での競争に勝ち抜くためには、顧客の期待に応え、ウェブ体験を最適化することが不可欠です。日本のブランドにとって、これらのインサイトをいかに活用するかが、これからの成長に大きな影響を与えることでしょう。
会社情報
- 会社名
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Contentsquare Japan合同会社
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- 東京都千代田区丸の内1-6-5丸の内北口ビルディング9F
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