地図を使ったプログラミング学習サービス『地図ぼうけんラボ』の正式リリース
株式会社Geolonia(東京都文京区)が、デジタル地図とプログラミングを融合させた学習サービス『地図ぼうけんラボ』を正式にリリースしました。このサービスは、子どもたちがプログラミング的思考や地理的視点を楽しく学べることを目的としており、地域理解を深める新しい教育ツールです。
サービスの概要
『地図ぼうけんラボ』は、2025年5月にベータ版がリリースされ以来、200名以上のユーザーに利用されています。正式リリースに伴い、教育機関での活用に向けての機能改善や新機能の追加が行われました。
プログラミング初心者にも優しい設計
このサービスは、世界的に有名なビジュアルプログラミング言語であるScratchをベースにした設計になっているため、プログラミングが初めての子どもたちでも、ゲーム感覚で地図やデータを使った学習を楽しむことができます。このように、楽しみながら論理的思考と問題解決能力を育むことができます。
地図スタイルの多様化
新たに追加された地図スタイルによって、地図を背景に使ったゲームづくりが一層本格的になります。様々なスタイルから選択でき、自分のアイデアを形にする楽しみが広がります。
幅広い学習ニーズに対応
『地図ぼうけんラボ』は、小学校から高校までの授業に対応しており、地域課題の探求や防災マップ作成、GIS(地理情報システム)を用いた情報活用を支援します。生徒たちは、身近な地域のデータを基にした課題解決能力の向上を目指すことができます。
サンプル事例とコンテンツの提供
サービス内には、ゲームづくりのサンプル動画がYouTubeチャンネルで公開されているほか、Scratchブロックの使い方に関する詳しい説明が掲載されています。これにより、学習者は自分のペースでスキルを身につけることができます。
教育機関へのサポート
Geoloniaは、『地図ぼうけんラボ』の学校での活用を積極的に支援しています。導入を検討している教育機関には、無料のトライアル版が提供されており、詳細は公式ウェブサイトで確認できます。さらに、教育機関と連携し、効果的な学習指導案の企画も進めています。
個人利用のオプション
このサービスは、個人利用も可能で、無料のトライアル版が提供されています。ただし、トライアル版にはプロジェクトの共有機能は含まれていません。有料版を希望される方は、別途お問い合わせを行う必要があります。
今後の展望
Geoloniaは、『地図ぼうけんラボ』を通じて、子どもたちがデジタル技術を使って地域や社会の問題を探求し、解決策を考え出す力を育む教育を推進していきます。今後も、教育のニーズに応じた機能強化や多様な学習機会の提供に努めていく予定です。