JAPANサッカーカレッジが新たな提携を発表
2025年11月4日、NSGグループが運営する全国唯一のサッカー専門学校であるJAPANサッカーカレッジが、医療法人愛広会および一般社団法人アスリートサポート新潟と、「メディカルサポートパートナーシップ協定」の締結を発表しました。この協定は、サッカー選手の健康維持や競技力向上、さらには人材育成を目的としており、同校にとって大きなステップとなるでしょう。
協定締結式の概要
協定締結式は新潟リハビリテーション病院の研修室で行われ、医療法人愛広会の山下専務理事、アスリートサポート新潟の山本代表理事、JAPANサッカーカレッジの原副校長が出席しました。
原副校長は、医療法人愛広会との関係が長年にわたるものであることを強調しました。この法人は、同校の指定病院として学生のメディカルチェックを毎年行い、ケガの診察や治療、リハビリに至るまでしっかりサポートしています。また、女子チームに対する栄養指導も行っており、選手の健康を多方面から支えているのです。
アスリートサポート新潟も重要なパートナーで、特に女子チームのフィジカル強化に貢献しています。ウェイトトレーニングやフィジカルトレーニングの指導により、選手たちの競技力向上を図っています。原副校長は、11月8日に開催される全日本高等学校女子サッカー選手権大会新潟県大会決勝でも、これまでの取り組みの成果を発揮できるよう全力を尽くすと述べています。
教育の充実に向けた展望
新たな協定締結によって、メディカル面から学校全体の強化と教育の充実を図る意向が示されました。JAPANサッカーカレッジでは、選手だけでなく、指導者やトレーナー、マネージャーなど、サッカーの様々な職業に必要な人材を育成しています。今回の協定は、特に指導者やトレーナーを目指す学生にとって、新たな学びの機会を提供するものと期待されています。
原副校長は、開校から20年以上経過した同校が地域に対してどのように恩返しできるか真剣に考えるべき時期に来ていると述べています。
特別なイベントへの参加
さらに、JAPANサッカーカレッジの学生たちが11月14日から開催される「東京2025デフリンピック」に、デフサッカー日本代表チームのテクニカルスタッフとして参加することも決定しました。この大会は聞こえないアスリートによる国際大会であり、同校の学生がその活動の一端を担うことは非常に意義深いものです。
JAPANサッカーカレッジは、年齢や性別、障がいの有無にかかわらずサッカーの素晴らしさを伝えるとともに、SDGsの「すべての人に健康と福祉を」実現するために取り組んでいます。今後も地域社会に貢献できる人材を輩出するために、メディカルサポートの活動をさらに発展させていくことでしょう。これからのJAPANサッカーカレッジの活動に、大いに期待が寄せられます。
JAPANサッカーカレッジについて
2002年の開校以来、新潟に根ざし、全国で唯一のサッカー専門学校として多くの優秀な選手を育成してきました。これまでに300名以上の卒業生がプロの舞台で活躍しており、スポーツ界への影響は計り知れません。サッカーのパフォーマンス向上だけでなく、地域社会への貢献も大切にしながら次世代のアスリートを育てていくことが、今後の大きな使命です。