CuStaticによってbaserCMSのセキュリティを強化
国産オープンソースCMSである「baserCMS」に新たに登場したプラグイン、CuStaticが注目されています。このプラグインは、ウェブサイトのページを静的HTMLとして出力する機能を提供し、セキュリティの向上や表示速度の改善に寄与します。
CuStaticプラグインの概要
CuStaticは、baserCMSを使用していて、より安全で効率的にウェブサイトを運営したいと考えているユーザーにとって最適なソリューションです。ダイナミックに生成されるページは、サーバーサイドのプログラムが脆弱性攻撃の狙いとなることが多いですが、CuStaticを使うことで静的HTMLページとして運営が可能になり、これにより脆弱性のリスクを大幅に軽減することが出来ます。
CuStaticの利点
まず、CuStaticを活用することでセキュリティ向上が期待できます。動的ページが持つ脆弱性を排除し、静的なHTMLのみを扱うことで、外部からの攻撃に対して一層健全な環境を提供します。このため、企業のウェブサイトでも安心して利用できるでしょう。
次に、表示速度の向上も見逃せません。CuStaticが生成する静的HTMLは、サーバーサイドプログラムを経由せず、リクエストされたデータを直接ウェブサーバーがブラウザに送信できます。このため、ページ表示が非常に迅速で、サーバーダウンのリスクも低減されます。特に多くのユーザーが訪れるサイトでは、この利点が顕著に現れるでしょう。
CuStaticの入手方法
CuStaticはオープンソースとして公開されているため、無償で利用可能です。安定版は
baserマーケットからダウンロードできます。また、開発版は
GitHubで入手可能です。初心者の方でも手軽に利用できるだけでなく、地域のWEB制作会社などが採用することで技術的なサポートも期待できます。
CuStaticの機能拡張とお問い合わせ
さらに、CuStaticは拡張機能を通して、時限公開や複数サーバーの同期などにも対応可能です。これらの機能を利用したい方は、開発元の株式会社キャッチアップにお問い合わせいただければ、有償で提供されるサービスが受けられます。
お問い合わせフォームは
こちら。
baserCMSについて
baserCMSは、株式会社キャッチアップが2009年10月にオープンソース化したCMSです。これまでに28万回以上もダウンロードされ、様々なウェブサイトで使用されています。特に企業向けのコーポレートサイトに最適な機能を最初から備えており、テーマやプラグインの拡張もしやすい点が魅力です。
具体的には、吉野家公式通販や福岡工業大学など、多くの企業や団体がbaserCMSを採用しています。CuStaticの登場により、さらなる普及と信頼性向上が期待されることでしょう。