ナミックス株式会社が特許AIエージェントを導入
近年、特許関連業務におけるAIの活用が進んでおり、そのなかでもナミックス株式会社が実施した「MyTokkyo.Ai」の導入が注目されています。本記事では、その成功事例を詳細にご紹介します。
導入の背景
ナミックス株式会社では、知的財産(知財)部門が発明者から先行技術調査を受け、その内容を発明者に共有する運用が行われていました。しかし、発明者による確認作業には時間がかかるため、技術開発から特許出願までのリードタイムにも悪影響を及ぼしていました。さらに、発明者が製品改善に視点を置く一方、知財部門は新規性や進歩性といった観点で整理を行っていたため、お互いの認識にズレが生じていました。この課題を解決するために、特許AIエージェント「MyTokkyo.Ai」が導入されました。
MyTokkyo.Aiの活用方法
このAIエージェントは、発明整理、先行技術調査、対比検討に役立てられています。具体的なプロセスは以下の通りです。
1. 発明アイデアや技術メモを入力
2. 関連する先行技術を自動抽出
3. 自社発明との相違点を整理
4. 必要に応じて追加の調査を行う
このように整理した情報は、発明者との議論に非常に役立ち、発明内容や新規性についての認識を共有する基盤を提供しています。
導入後に見られた変化
「MyTokkyo.Ai」を導入した結果、発明整理や先行技術の確認が劇的にスピードアップしました。従来数週間または数か月を要していた確認作業が、知財部門から共有される内容次第では、1時間で終わるケースも出現しています。単なる効率化にとどまらず、知財部門と発明者との議論の質も向上しました。旧来は「製品改善」の観点から議論を進めていましたが、現在は「先行技術との差」を基にした出願検討が行われるようになり、より深い議論が可能となっています。
導入事例からの学び
本事例では、AIの単なる調査効率化ツールとしてだけでなく、知財部門と研究開発部門の認識を合致させる基盤として活用する方法を提案しました。特に、以下の点が顕著です。
- - 発明整理の初期段階から先行技術を踏まえた議論を行う。
- - 発明者と知財部門の視点の違いを可視化する。
- - 先行技術との差分に基づいて出願検討を進める。
これにより、発明整理や先行技術調査でボトルネックを抱える企業にとって、参考になる重要なポイントが示されています。また、研究開発部門と知財部門の協力強化やリードタイムの短縮を実現するための具体例も提供されています。
MyTokkyo.Aiについて
「MyTokkyo.Ai」は特許調査や発明整理に特化したAIで、日本初のディープリサーチを実装。特許調査から特許文書作成まで、一連のプロセスを効率化する事業です。プラットフォームへの詳細情報は
こちらから確認できます。
会社紹介
リーガルテック株式会社は、特許調査や発明抽出に特化したプラットフォーム「MyTokkyo.Ai」や、自社専用のAIプラットフォーム「AI IPGenius」を提供しています。2021年に設立され、東京都港区に本社を構えています。公式ウェブサイトは
こちらからアクセスできます。