「RE:C(リーク)」誕生の背景
近年、環境問題が深刻化する中で、持続可能なライフスタイルが注目されています。その中で、サステナブルブランド「RE:C(リーク)」が新たに立ち上げられました。このプロジェクトを推進するのは、NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)で、彼らはリサイクルやカーボン削減だけでなく、文化や多様性を重視し、地球に優しい未来を目指しています。
サングラスの新たな可能性
「RE:C」が特に注目されるのは、ペットボトルキャップをリサイクルして作られるサングラスです。この取り組みは、昨年から始まった唐津カーボンニュートラルチャレンジ事業の一環として、佐賀県立唐津南高等学校の「虹の松原プロジェクトチーム」と共同で進められています。地域で集められた廃棄ペットボトルキャップを再活用することで、持続可能な製品が誕生しました。
さらに、サングラスの金型は株式会社MEISEIによって製造されており、地元企業との連携も強化されています。このサングラスは、廃プラスチックを使用し、ユーザーの好みに応じてカラーや形状を自由にカスタマイズできる点も魅力です。万が一壊れてしまっても、再生可能な循環型の仕組みが整っており、エコフレンドリーなファッションアイテムとして注目を集めています。
環境保全への取り組み
RE:Cのサングラスは単なるファッションアイテムではありません。その売上は、唐津地域のビーチクリーン活動や生物多様性の保全に使われる予定です。具体的には、虹の松原の保全活動などを支える資金源として活用され、地域社会と連携しながら脱炭素社会の実現を目指しています。これにより、地域、企業、学校が一体となった新しい協働モデルが生まれます。
今後の展望
「RE:C」は現在のプロダクト展開に続き、今後は「Precious Plastic Japan Store」の設立を計画しています。早稲田大学の「Precious Plastic Waseda」や、製品開発を担当する株式会社MEISEIとの連携を深め、RE:Cのサングラスのみならず、さまざまな循環型プロダクトを全国規模で展開する計画です。
地球からのSOSに「Re:」で応える
「RE:C」という名には、「地球からのSOSに返信(Re:)する」というメッセージが込められています。製品を通じて、環境問題に対する意識を高め、新しい消費スタイルを提案することで、環境と人がともに豊かな未来を築くことを目指しています。このサステナブルな取り組みは、私たち一人ひとりが持続可能なライフスタイルへの第一歩を踏み出すためのきっかけとなるでしょう。
―― RE:C(リーク)