香港FILMART開幕
2012-03-19 21:39:01
香港FILMARTが開幕、アジア市場でのビジネス拡大の機会を提供
香港FILMARTが開幕、アジア市場への道を拓く
2023年3月19日、香港コンベンション&エキジビションセンターでアジア最大級の映画とエンタテインメントのマーケット「香港インターナショナルフィルム&テレビマーケット(FILMART)」が幕を開けました。今年で16回目を迎えるFILMARTは、30以上の国と地域から640社以上が出展し、5,200名以上の来場者を見込む過去最大規模のイベントです。この国際的なマーケットは、世界中の映画プロデューサーや配給会社、投資家を集め、ビジネスチャンスを提供する重要な場となっています。
日本からは、デジタルエンタテインメント業界を牽引する45社が参加しています。また、沖縄や札幌を代表する組織も出展し、公益財団法人ユニジャパンと日本貿易振興機構(JETRO)は共同で最大の日本パビリオンを設立しました。経済産業省とユニジャパンの共同主催によるセミナーも行われ、日本映画の上映も予定されています。
日本パビリオンのJETRO部長である浜野京は「アジア市場へのゲートウェイとして、FILMARTを重要視しています」と語り、日本のエンタテインメント業界が持つ独自の強みを活かしつつ、アジアの新しい潮流に敏感であることが重要と強調しています。これまでの参加実績により、出展者数や商談件数が大幅に増加し、成長の一翼を担っています。
香港は日本の「クール・ジャパン」を推進する上で注目される拠点となっています。巨大な中国市場へのアクセスが最大の魅力であり、欧州の映画プロモーション会社のディレクターも「FILMARTはアジアの全バイヤーと出会う重要なイベントです」と述べています。また、中国市場における映画制作をハブとしての機能も強調されています。
香港は、クリエイティブおよびデジタル産業のためのビジネスプラットフォームとしても優れています。信頼性の高い法制度、強固な人的ネットワーク、優れた金融制度が整っており、日本企業にとって魅力的な市場です。これにより、投資家が豊富であり、資金調達も容易です。香港貿易発展局は、5月に日本で開催される「think GLOBAL, think HONG KONG」シンポジウムで、このような香港の強みを紹介し、ビジネスチャンスを広げることを目的としています。
シンポジウムの分科会では、デジタルコンテンツ事業者やディストリビューターが香港とのパートナーシップを結ぶことの重要性が議論され、日本のクリエイティブ・デジタルコンテンツビジネスが中国とアジア市場に進出するための手掛かりを探る機会となるでしょう。「think GLOBAL, think HONG KONG」は、今回のFILMARTを皮切りに、日本のビジネスリーダーにとって必須の交流の場となることが期待されます。
実際に企業が香港を利用することによって、さらなる成長が見込まれており、日本のエンタテインメントが国際的に広がるきっかけとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
香港貿易発展局
- 住所
- 東京都千代田区麹町3-4 トラスティ麹町ビル6階
- 電話番号
-
03-5210-5850