熱海・網代漁港での釣り利用トライアル開始
静岡県熱海市に位置する網代漁港は、地域の豊かな自然と歴史を感じられる漁港です。この度、長年立ち入ることができなかった北防波堤の一部を特別に開放し、「釣り利用トライアル」を実施することとなりました。これは、漁港の活性化を目的とした新たな試みで、初心者から経験者までが気軽に参加できるチャンスです。
トライアルの概要
トライアルは2回に分かれ、初回は2025年11月29日(土)と30日(日)に実施されます。このイベントでは、午前の部と午後の部に分かれた釣りの利用が可能で、釣り場は北防波堤の指定エリアに限られています。対象となる釣り方法は、ルアー、ウキ釣り、およびチョイ投げが含まれ、いずれも10m以内での釣影響が求められます。
利用料金は大人1,200円、小人600円(小学生以下)となっており、予約はスマホアプリ「UMIGO」から簡単に行うことができる点も魅力です。特に、アプリによる予約と決済が事前必須で、当日はスムーズな体験が期待できます。
料理体験付きトライアル
さらに、次回は2026年1月24日(土)に「魚を釣って、漁師めしを作って食べよう!」というイベントが予定されており、浜で釣りを楽しむだけでなく、自ら釣り上げた魚を料理する体験も楽しめるようになります。こちらの予約は年末年始頃に開始予定です。
地域交流拠点「AJIRO MUSUBI」
トライアルの拠点となるのは、旧網代小学校跡地を活用した「AJIRO MUSUBI」です。この場では、地元食材を使った食堂「むすび食堂」やキッズスペース、魚さばき用のシンクなどが整備され、家族でも楽しめる環境が整っています。また、駐車場も用意されており、堤防までの距離があるため、大荷物を持参する方にはカートの持参が推奨されています。
安全管理と注意事項
トライアルは完全予約制であり、参加希望者は事前にアプリからの予約が必要です。運営側では、利用者の安全確保を最優先に考え、無断立ち入りは禁止されています。万が一、悪天候が予想される場合は、中止の連絡が前日までに行われ、料金の返金も保障されているため、安心して参加できます。
漁港の歴史と背景
網代漁港は古来より「京・大阪、江戸、網代」と称される漁師町として知られ、豊富な海の幸に恵まれてきました。しかし、2016年にはマナー悪化により立ち入り禁止が施行されていました。しかし、2023年に法律の改正が行われ、漁港利用の再開に向けた検討が進み、今回のトライアル開催に至りました。
これにより、網代漁港は地域の重要な観光資源として再び脚光を浴びることとなります。
ぜひこの機会に、網代漁港での釣り体験を楽しんでみてはいかがでしょうか?
詳細はこちらからご確認ください。