中国・四国5G速度
2025-08-22 10:55:54

2025年8月の中国・四国地方における5G通信速度調査の結果発表

2025年8月の中国・四国地方における5G通信速度調査



2025年8月22日、株式会社ICT総研が発表した中国・四国地方の5G通信速度の実測調査結果が注目を集めています。この調査は、全国的に関心が高まる5G通信環境を評価するために行われ、全124地点での実データを基にしています。

調査概要


調査は、2025年8月1日から10日までの期間に実施されました。対象となった地域は、中国地方の岡山県、広島県、山口県、鳥取県、島根県、四国地方の愛媛県、香川県、徳島県、高知県の9県です。測定には、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルの4社が選ばれ、Google Pixel 7aを使用して速度を測定しました。

測定は、駅ホームや大学、県庁、市庁、その他のランドマーク地点全124箇所で行われ、下り(ダウンロード)及び上り(アップロード)速度をそれぞれ3回測定。また、通信の遅延を示すレイテンシも記録されました。この調査は朝夕のラッシュ時間帯を避け、閑散時間帯に行われています。

下り通信速度の結果


調査の結果、中国・四国地方全124地点の下り通信速度で、ソフトバンクが197.3Mbpsを記録し、他社を圧倒する結果となりました。次いで、NTTドコモの173.7Mbps、auの114.6Mbps、楽天モバイルの61.0Mbpsという順で、四社の平均速度は136.7Mbpsとなりました。興味深いことに、地域別に見ると、広島県、山口県、高知県ではNTTドコモがトップでしたが、他県ではソフトバンクが優位でした。

上り通信速度の傾向


上り(アップロード)速度でも、ソフトバンクが28.2Mbpsでトップを獲得。その後に楽天モバイル、au、NTTドコモが続く形となり、上り速度に関しては非常に小さい差が見られました。

駅ホームでの受信状況


次に、5G受信地点比率ではNTTドコモが92.0%という高い数値を記録しました。全体の4社平均では61.9%と、北海道・東北地方の54.9%と比較してもやや高いことが確認されました。特に駅ホームの受信地点比率はNTTドコモが圧倒的な優位性を持ち、駅以外ではソフトバンクが優位でした。

レイテンシの確認


レイテンシ(遅延時間)では、楽天モバイルが9.0ミリ秒で最も低い数値を記録しました。一方で、ソフトバンクは26.8ミリ秒、NTTドコモは40.5ミリ秒、auは45.4ミリ秒と続き、4社平均は30.4ミリ秒であることがわかりました。このデータからは、楽天モバイルが低遅延において明らかな優位性を持っていることが示されています。

最速と最遅の通信速度


下り通信速度の実測では、愛媛県の大街道電停が283Mbpsを記録し、最速地点となりました。他にはいよてつ高島屋や広島大学も高い速度を見せました。一方で、下り速度が最も遅かったのは鳥取県の倉吉駅で、わずか15.7Mbpsでした。これに加え、倉敷アイビースクエアと出雲大社も50Mbps以下にとどまり、地域間での速度差が明確であることが確認されました。

ICT総研の今後の取り組み


ICT総研は今後もも、ユーザーが求める「つながりやすさ」や「通信速度」に関連したデータを定期的に提供する方針です。通信環境は変化するため、引き続きユーザーへの効率的な情報提供を目指します。皆さんもぜひ、この結果を参考に、各社間の通信環境を見直してみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社 ICT総研
住所
東京都中央区東日本橋2丁目-27-24イクソン日本橋ビル
電話番号
03-6206-0941

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