林野火災消火技術
2024-07-19 20:29:18

ファイテックの林野火災消火技術が火災誌に掲載されました

ファイテックの研究成果が火災誌に掲載



株式会社ファイテックが開発した林野火災消火に関する研究成果が、日本火災学会の学術誌『火災』に掲載され、注目を集めています。この論文は「林野火災における次世代空中消火システムの開発」に関するもので、2024年6月20日の発行の火災390号に掲載されました。

林野火災への関心の高まり



現在、林野火災への関心が高まっています。さまざまなメディアで報じられる中、特に近年の温暖化や気象の影響により、火災の発生頻度が増加しています。今回、日本火災学会は「林野火災特集」を組み、ファイテックの論文を招待掲載しました。このことは、林野火災に対する関心の証でもあります。さらに、総務省が研究費公募テーマに「林野火災」を追加したことからも、国や地域における取り組みの重要性が浮き彫りになりました。

日本火災学会の役割



日本火災学会は、1950年に設立され、74年の歴史を持つ全国規模の火災専門学会です。多くの研究者や防災関連企業が参加しており、火災に関する研究の最前線をリードしています。論文が掲載されるためには、専門家による厳格な査読を通過する必要があり、ファイテックの研究成果もその過程を経て評価されています。

林野火災消火剤「フォレスト・ディフェンダー」



ファイテックが開発した「Forest Defender(フォレスト・ディフェンダー)」は、従来の消火剤と比べて高い消火性能と難燃性能を誇ります。この新しい消火剤は、主にヘリコプターでの空中消火活動に使用され、幅広い環境に対応した設計となっています。特に、シベリアでの泥炭地火災に効果的です。これまでの消火剤と異なり、従来の界面活性剤を使用せず、環境にも配慮された配合が特徴です。

消火剤注入装置「FEI」



あわせて開発された消火剤注入装置「FEI(Fitech Easy Injection)」は、ヘリコプターから素早く消火剤を注入することを可能にします。この装置は、ボタン一つで設定量を空中消火バケットに注入でき、連続した消火活動を実現します。このような技術革新により、従来よりも効率的に火災現場に対応できる体制が整いつつあります。

未来への取り組み



ファイテックは「火災から一人でも多くの命を守る」という理念を持って、今後もさまざまな技術開発を続ける予定です。また、地方自治体の森林環境税を活用し、効果的な備蓄と普及を進めるだけでなく、カーボンクレジットの保護に寄与する林野火災対策にも進んで取り組んでいます。これにより、脱炭素やSDGsの達成にも貢献していく所存です。

まとめ



株式会社ファイテックは、林野火災消火の新たな技術を確立し、さらなる研究・開発を進めています。火災に対する備えや対策の一環として、今後の活動にも期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社ファイテック
住所
愛知県丹羽郡大口町秋田3-101
電話番号
0587-95-1119

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