京都のロームシアターにて、2025年に3つの注目のダンス公演が行われることが決まりました。これは同劇場の10周年を祝う特別なイベントで、各種ジャンルから著名な振付家たちの作品が集まります。このイベントの目玉は、ダミアン・ジャレと名和晃平による『Planet[wanderer]』、ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団による『Sweet Mambo』、そしてクラウド・ゲイト・ダンスシアター(雲門舞集)の『WAVES』です。
ダミアン・ジャレ×名和晃平の『Planet[wanderer]』
この作品は、2016年の『VESSEL』に続くもので、ダミアン・ジャレと名和晃平がフルコラボレーションしています。『VESSEL』が描いた神話の世界とは異なり、本作では現代の私たちが生きる世界「葦原中国」がテーマです。振付は、人間の脆さや存在を探求し、自然界と宇宙との関係を描き出しています。これにより、観客は力強さと同時に脆さを持つ人間の本質を感じることでしょう。
公演日時: 2025年11月8日(土)19:00開演および9日(日)15:00開演。
会場: サウスホール
ピナ・バウシュ ヴッパータール舞踊団の『Sweet Mambo』
次にご紹介するのは、ピナ・バウシュの最後の作品である『Sweet Mambo』です。バウシュはダンスと演劇の境界を越えた振付家として知られ、彼女の作品は今なお多くの影響を与えています。この作品は、彼女の愛する人々に対する惜別の歌であり、大切なダンサーたちによって再び舞台にかけられます。
公演日時: 2025年11月21日(金)19:00開演/22日(土)15:00開演。
会場: メインホール
クラウド・ゲイト・ダンスシアターの『WAVES』
最終的に、台湾のクラウド・ゲイト・ダンスシアターによる『WAVES』の初上陸も見逃せません。この作品は、アーティストの真鍋大度とのコラボレーションであり、波の概念を舞台上での動的なエネルギーとして探求しています。テクノロジーとの融合によって新たな身体感覚を体感できる一作です。
公演日時: 2025年12月17日(水)19:00開演。
会場: メインホール
各作品は、芸術的かつ試みを含んだ表現方法で多角的に観客を楽しませることでしょう。この機会に、世界で話題のダンスに触れ、感性を刺激されてみてはいかがでしょうか。チケットは2025年に先行販売が行われる予定で、すぐに設営されるのでお見逃しの無いようお早めのチェックをお願いいたします。ダンスファンはもちろんのこと、初めて観る方々も楽しめる必見の内容です!