エニタイムフィットネスが海外展開を加速中
株式会社Fast Fitness Japan(東京・新宿区)は、24時間営業のフィットネスジム「エニタイムフィットネス」の国内マスターフランチャイジーとして、直営店舗やフランチャイズ展開を手がけています。最近、同社は海外市場への進出を進めており、特にドイツとシンガポールでの事業展開に注力しています。
ドイツでの新たな挑戦
日本と同様に、ドイツでもマスターフランチャイジー権を取得したFast Fitness Japanは、進出1年目の準備を経て、2023年4月16日(水)に2店舗目となる「エニタイムフィットネス Gummersbach店」をオープンしました。この店舗は、以前営業していたフィットネスジムをリニューアルしたもので、708㎡の広さを誇る大型店舗です。特に、「ファンクショナルエリア」と呼ばれるスペースでは、様々なトレーニングツールを用いて全身を鍛えることができる特徴があります。
新規オープンから1ヶ月も経たないうちに、すでに会員数は2,000名を超える好評を得ており、健康対策を目的とした理学療法クリニックが併設されていることも、会員獲得に寄与しています。
シンガポールでの戦略的展開
シンガポールでも、同月に新たに3店舗目となるFC店舗をオープンしました。「エニタイムフィットネス NTU店」は、南洋理工大学のキャンパス内にあり、エニタイムフィットネスの刷新されたトレーニング環境で学生活動をサポートします。約35,000人の学生と7,900人の職員が利用できる場所であるため、多くの顧客が見込まれます。
シンガポールはフィットネス参加率が9.0%と高いため、エニタイムフィットネスの成長が期待されています。
グローバルな成長戦略
Fast Fitness Japanは、2025年3月から中期経営計画を始動し、エニタイムフィットネスの海外展開を中心にした成長戦略を加速します。ドイツとシンガポールはその重要な拠点と位置付けられていますし、特にドイツではさらなる直営店のオープンが2025年8月と10月に予定されています。
それに伴い、FC展開も進めており、新たなFC加盟契約を締結した店舗も年内にオープン予定です。これらの動きは、フィットネス市場の成長が見込まれる国々において、エニタイムフィットネスのブランド力をさらに高め、事業基盤を強化するためのものです。
結論
Fast Fitness Japanは、国内で100万人を超える会員を持つエニタイムフィットネスの成功を基盤に、グローバルな成長を目指しています。今後も、ドイツでの新規出店を加速させ、シンガポールでのノウハウを活かしつつ、さらなる国々への展開を視野に入れています。エニタイムフィットネスは、海外事業を通じた成長が企業全体の発展に寄与する重要な柱となることでしょう。