ヤマシタ、CHINA AID2026に出展し日本の介護サービスをアピール
株式会社ヤマシタは、静岡県島田市を本社とし、介護用品・福祉用具レンタル業務を展開しています。このたび、同社は上海で開催された中国最大の介護・福祉展示会「CHINA AID2026」に出展しました。出展期間は2026年6月4日から6日までの三日間で、ヤマシタにとっては6回目の出展となりました。
シルバー生活体験館のモチーフで介護用品を展示
出展ブースは「山月輪秋シルバー生活体験館」というテーマで、「衣、食、住、歩行、健康、AI」のカテゴリに分けた介護用品が展示され、多くの来場者の関心を集めました。今回の展示会では、Umios(旧マルハニチロ)やアース製薬、ウェルファンを始めとする12社の日本の介護関連企業が協賛し、日本式福祉サービスがどのように機能するのかを紹介しました。会期中には政府の関係者や報道機関の訪問もあり、商談の件数は約100件に達しました。
中国における高齢者市場の重要性
中国も高齢社会に突入しており、いわゆる「銀髪経済」を国策として推進しています。介護市場の活性化を促進するための政策も多く導入されています。ヤマシタは、2020年に中国で事業を開始し、2024年には事業を統括する「山下(上海)養老服務有限公司」を設立しました。さらに、2025年には、株式会社ウェルファンと提携し、介護用品の販売会社を設立しました。これにより、日本の介護用品の輸入販売やECビジネスも展開することが可能になりました。
経験とアセスメントが重視される時代
以前はネット販売が主流だった中国の介護用品市場が最近、リアルショップでの体験ニーズが高まってきています。特に身体状況や生活環境を考慮したうえでの介護用品の提案が重要視されるようになりました。この流れを受け、2026年には成都市に「山月輪秋銀髪生活体験館」を新設。利用者の方が実際に製品を見たり触ったりしながら相談できるスペースとして運営しています。
展示会の大きな反響
当日の展示ブースは多くの来場で賑わい、「山月輪秋銀髪生活体験館」に協賛出展していた企業には、アース製薬、アタム技研、あらた、ウェルファン、Umios、エレクターなど、業界のリーダー達が名を連ねています。これらの企業が力を合わせて、日本で培った高いサービスを中国市場に提供しようと活動しています。
今後の展望と店舗展開
現在、ヤマシタは成都市をはじめ、上海市や無錫市にも合計6店舗を展開中です。特に浙江省の紹興店はフランチャイズ店舗として、さらにFC展開を計画しています。これにより、さらなる顧客の獲得を目指しています。
ヤマシタの理念と将来計画
1963年に設立されたヤマシタは、「正しく生きる、豊かに生きる」という企業理念のもと、介護用品のレンタル・販売、リネンサプライを行っています。2026年3月には373.2億円の売上を達成し、2025年までに売上高1兆円を目指すという目標を掲げています。オートメーションやITを活用したDX(デジタル・トランスフォーメーション)にも注力し、さらなる成長を図っています。
まとめ
今回の出展によって、ヤマシタは中国市場における日本式介護サービスの知名度を向上させました。今後も、成都市を中心にさらなる店舗展開を進め、中国の高齢者に対して質の高い介護力を届けることを目指していきます。