ドクターリセラが提唱するアクアフォトミクスとは
ドクターリセラ(本社:大阪市東淀川区)は、全国3,319店舗のエステティックサロンに自社開発の無添加スキンケア製品を供給する企業です。最近、同社は「第22回国際近赤外分光学会」で、近赤外分光を用いた新たな肌評価法、アクアフォトミクスの研究成果を発表しました。この研究は、肌のうるおいや弾力性(ハリ)の違いを測定し、肌評価の新たな可能性を示唆しています。
アクアフォトミクスの概要
アクアフォトミクスは、神戸大学との共同研究を通じて開発された新しい科学分野です。この手法は、水の近赤外領域におけるスペクトルパターンに着目し、肌に存在する水の状態を解析することで、肌のハリやうるおいを評価するものです。近赤外分光を活用することで、従来の侵襲的な手法を使わずに、肌の質を見極めることが可能になるというわけです。
研究の内容
今回の研究では、24歳から58歳の女性41名を対象に、頬の水分量とハリの状態を測定しました。被験者を水分量の高いグループと低いグループに分け、さらにハリの状態によっても3つのループに分けてそれぞれの皮膚状態を比較しました。アクアグラムという水の吸収特性を視覚化したグラフを用いることで、各グループの間で明確なスペクトルパターンの違いが確認されました。
スペクトルパターンの意義
この研究により、水分の分子構造や挙動が肌の性質と密接に関連していることが示されました。つまり、アクアフォトミクスを用いることで、肌の状態が水を介して理解できるという新たな価値が見出されたのです。これは今後のスキンケアや美容製品の開発において、非常に重要な知見となるでしょう。
今後の展望
ドクターリセラでは、今後さらに多くの被験者を対象にした研究を行い、肌評価の精度を向上させることを目指しています。最終的には、個々の肌に最適な無添加のテーラーメイド化粧品を開発することで、一人ひとりに最適な美容方法を提供する未来を実現したいと考えています。
ドクターリセラの理念
ドクターリセラは、安全性が高く、環境にも優しい美と健康を実現する製品作りを目指しています。無添加という方針のもと、スキンケア製品を多くの人に提供し、今後も科学的根拠に基づく製品の進化に貢献していく姿勢を重視しています。企業としての使命を果たしつつ、新たな科学の発展にも寄与できるよう努力を続けていくことでしょう。
まとめ
アクアフォトミクスという新たな手法は、肌評価の分野に革新をもたらすものです。この研究成果は、今後のスキンケア製品の開発において重要な役割を果たすことでしょう。ドクターリセラの取り組みと、アクアフォトミクスの進展に今後も注目が集まります。