NEXYZ.と三島信用金庫が脱炭素支援の新たな一歩
株式会社NEXYZ.(東京、代表取締役社長:大前 成平)は、三島信用金庫(静岡県三島市、理事長:髙嶋 正芳)との業務提携契約を結び、脱炭素社会実現に向けた取り組みをスタートさせました。この提携により、三島信用金庫の顧客に対して、LED照明などの省エネ設備の導入支援を行い、CO₂排出削減を目指します。
地域と共に成長する経営理念
三島信用金庫は「共存同栄」を経営理念に掲げ、お客様や地域、従業員が共に繁栄する社会を実現することを目指しています。2023年3月には「持続可能な地域社会の実現に向けた融資取組方針」を策定し、融資業務だけでなく地域社会の課題にも取り組む姿勢を強調。これにより、社会や環境問題の解決に向けた商品やサービスの提供に尽力しています。
中小企業の省エネ投資を後押し
NEXYZ.との提携によって、三島信用金庫は国内99.7%を占める中小企業や地方自治体に対し、省エネ設備の導入を進めることができます。この動きは、地域の脱炭素化と経済活性化に向けた効果的な手段となるでしょう。
政府は「2030年100%LED化」の目標を掲げていますが、実際の進捗は鈍く、2024年度の統計では58%にとどまっています。また、中小企業の脱炭素取り組みも2割未満と、依然として課題が残っています。その背景には、情報開示の義務や資金不足、ビジネスに与える影響に関する情報を欠く現状があるといわれています。
初期投資0円での導入
NEXYZ.が提供する「ネクシーズZERO」は、初期投資0円でLED照明などの省エネ設備を導入できるサービスです。これにより、中小企業はコストをかけずに具体的な脱炭素対策に取り組むことが可能になります。
さらに、平塚信用金庫をはじめとする地域金融機関とのパートナーシップは、地元の中小企業と密接な関係を構築しているため、地域の経済の活性化にも寄与します。この提携によって、顧客企業の電力削減量やCO₂排出削減量を実績として提供することで、TCFD開示にとってもプラスに働きます。
業界イベントでの紹介
また、NEXYZ.の代表・近藤太香巳は、「第10回産業金融フォーラムエネルギー×農業×金融」に登壇し、エンベデッド・ファイナンスサービス「ネクシーズZERO」について紹介しました。このようなイベントに参加することで、脱炭素への関心を高めると同時に、業界内の認知度向上にもつながっています。
今後、NEXYZ.が三島信用金庫と共に手を取り合い、地域の脱炭素社会実現に向けた取り組みを加速していくことが期待されています。