万田発酵が発見した植物性由来エクソソームの可能性とは
万田発酵株式会社は、岐阜大学との共同研究によって、植物性発酵物(FBP)に由来するエクソソーム様構造体を新たに発見しました。その成果は、健康食品や美容分野での新しい可能性を示唆しています。
植物性発酵物由来のエクソソーム様構造体とは
このエクソソーム様構造体は、ナノサイズ、具体的には30nmから100nmの範囲で存在し、植物性発酵物由来であることが特徴です。万田発酵製の植物性発酵物には、果実、穀物、野菜、海藻、豆やゴマなど、約数十種類の原材料が使用されており、それらは丸ごと使用されます。3年以上の時間をかけて発酵・熟成が行われ、添加物は一切使用されていません。特に、常温で発酵が進む環境の中、非加熱での熟成が優れた品質を保つ要因となっています。
今後の研究展開
エクソソームの形成過程やその機能については、少なからず謎が多く残されています。万田発酵はこれらの課題を解決すべく、発酵熟成の各段階で、どのようにエクソソーム様構造体が生成されたかを検証する予定です。また、その機能性や作用機序に関する研究も行い、さらなる知見を獲得することで、新しい製品開発や応用範囲の拡大を目指しています。
ユニークな製造プロセス
万田発酵の製品は、まさにその製造プロセスにおいて特異性を持っています。地元・因島の豊かな自然環境のもと、加熱や水の追加をせず、もともとの素材の力を最大限に引き出す「常温発酵」が実施されています。この点で、他の発酵食品とは一線を画した独特な製品に仕上がっています。
万田発酵が開発する植物性発酵物は、これまでの製品にとどまらず、今後の研究によって新たな価値を提供できると期待されています。特にエクソソーム様構造体の発見は、多様な分野での応用が期待されることから、大きな話題となっています。今後の研究の進展に注目が集まります。
会社概要
万田発酵株式会社は、1987年に設立され、健康食品の製造と販売を中心に事業を展開しています。代表取締役は松浦良紀氏で、本社は広島県尾道市因島に位置しています。製品の詳細や最新の研究成果については、
公式サイトを参照することができます。今後の具体的な研究成果や新商品情報にも期待が寄せられています。