夢二の大正ロマン
2021-11-17 07:00:02

竹久夢二の魅力を満喫!筑紫野もみじ祭で大正ロマンを体感しよう

竹久夢二の魅力を満喫!筑紫野もみじ祭で大正ロマンを体感しよう



太宰府市を拠点に、アートイベントを展開している株式会社Gatouが、「筑紫野もみじ祭〜はんなりアートさんぽ」に参加します。参加イベントでは、間もなく生誕140年を迎える大正ロマンを代表するアーティスト、竹久夢二の作品が展示されるとともに、夢二研究家である安達敏昭氏によるギャラリートークも行われます。

竹久夢二と大正ロマン



竹久夢二(1884〜1934)は、大正から昭和初期にかけて活躍した日本の画家です。彼の描く女性は、上目使いのつぶらな瞳と華奢で儚げな姿が特徴で、その独特な美しさは「夢二式美人」として多くの人々に愛され続けています。本展では、貴重な肉筆画を含む約60点の展示があり、夢二の世界を存分に味わうことができます。

大正時代は、長い戦争の終息とともに自由で華やかな文化が flowering(咲き誇る)時代でもありました。西洋文化が次々と取り入れられ、町ではモボ(現代風の青年)やモガ(若い女性)が流行を追い求めていました。このような中で、夢二は西洋のスタイルと日本の抒情性を巧みに融合させ、新たな芸術を生み出し、時代の寵児となったのです。

デザイナーとしての先駆者、竹久夢二



夢二の創作活動は多岐にわたり、雑誌や楽譜の表紙絵などでその才能を発揮しました。現在のイラストレーターやグラフィックデザイナーの先駆者とも言える彼の作品は、大衆文化に深く浸透しました。大正3年(1914年)には日本橋に「港屋草紙店」を開店し、夢二がデザインした絵はがきや贈り物袋が大評判となり、一躍人気となりました。

港屋草紙店コーナー



展示会場では、「港屋草紙店コーナー」を設け、夢二が手がけた図案の風呂敷や文具品などの大正ロマン溢れるグッズも販売されます。これらを手に取り、あの時代の雰囲気を体感することができる貴重なチャンスです。展覧会は、竹久夢二の世界を再発見し、彼の影響を受けた大正ロマンの美しさを再認識できる場となるでしょう。

イベント内容



イベントの一環として、竹久夢二の貴重な作品が約60点展示されるほか、大正ロマンの雰囲気を楽しむためのギャラリートークが行われます。特に、安達敏昭氏による講義は、彼の芸術と九州との関係に焦点を当て、夢二の創造性を深く掘り下げる内容となる予定です。

体験イベント「夢二式美人」



さらに、体験コーナーでは「夢二式美人」と題した顔はめパネルが用意されており、記念撮影が楽しめます。また、夢二が生み出した名作「黒船屋」の原画も展示されます。

新型コロナウイルス対策



なお、参加者の皆様には新型コロナウイルス感染症対策として、マスクの着用や検温、手指消毒のご協力をお願い致します。

本展覧会は、11月20日(土)〜23日(祝)の日程で開催され、いで湯伝説で結ばれる「武蔵寺」と「二日市温泉」周辺で行われる町歩きイベントの一環として、アートと音楽を楽しむ機会を提供します。
興味のある方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!

会社情報

会社名
株式会社Gatou
住所
福岡県太宰府市都府楼南4-27-13
電話番号
092-986-9750

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