サーモン養殖プロジェクト
2025-06-25 11:36:04

森トラスト、サーモン養殖プロジェクトへの投資で持続可能性を追求

進化するサーモン養殖:森トラストの新たな挑戦



森トラスト株式会社(東京都港区、代表取締役社長:伊達美和子)は、三重県津市でのアトランティックサーモンの陸上養殖プロジェクトに出資し、新たなビジネスモデルを構築します。このプロジェクトは、国内における持続可能な魚介類供給を目指すもので、環境・安全性の観点からも高く評価されています。

プロジェクトの概要



本プロジェクトは、閉鎖循環式陸上養殖システムを採用し、独自の環境で約1万トンのサーモンを生産する計画です。2027年からの商品出荷を目指しており、国内最大級の生産規模を誇ります。もともと人気のある魚種であるサーモンですが、国内の供給環境にはさまざまな課題が存在します。海水温の上昇や為替の変動によって、品質や価格の安定が難しくなっていますが、陸上養殖はそのリスクを軽減することが可能です。

安全性と環境負荷の軽減



陸上養殖の最大の利点は、養殖環境を厳密に管理できる点にあります。外部の海水とは接触しないため、ウイルスや寄生虫の侵入を防ぎ、抗生物質を使用せずに健康的に育成できます。また、閉鎖循環式システムによって使用水の再利用が実現し、周囲の環境に影響を与えません。これにより、養殖業界の環境負荷を大幅に軽減する期待が寄せられています。

参画の背景



森トラストがこのプロジェクトに参加した背景には、国内でのサーモン需要の高まりと環境への配慮があります。サーモンは日本人の好まれる魚の一つであり、国内の消費量も年々増加しています。しかし、価格や品質の安定性は課題であり、特に昨今の環境問題の影響が懸念されています。その中で、陸上養殖による持続可能な供給モデルの確立は、業界全体にとって重要な意義を持っています。

森トラストのイノベーションへの取り組み



森トラストは、2017年からオープンイノベーションを通じた新規事業の創出に取り組んでおり、今後も新たな投資先として、サーモン養殖事業への出資を推進します。こうした取り組みを通じて、既存事業にはない価値を見出し、新しい市場の創造を目指します。環境負荷を抑えつつ、安全で安定した食料供給が求められる中、森トラストの挑戦が注目されています。

まとめ



今後も森トラストは、持続可能なビジネスモデルを模索し続けていく方針です。サーモン養殖プロジェクトはその一環であり、新たな食文化を形成する可能性を秘めています。私たちが口にするものがどのようなプロセスを経ているのか、より一層の理解が求められる時代において、森トラストの取り組みがどのように評価され、成長していくのか注目です。


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会社情報

会社名
森トラスト株式会社
住所
東京都港区虎ノ門4丁目1番1号神谷町トラストタワー
電話番号
03-6435-8433

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