キカガクとサイバージムジャパンが協力
教育業界における新たな動きとして、株式会社キカガクと株式会社サイバージムジャパンの提携が発表されました。両社はそれぞれAIや機械学習、サイバーセキュリティに特化した取り組みを行っており、デジタル人材の育成を強化することを目指しています。この協業は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるための重要な一歩です。
提携の背景
近年、企業に求められるデジタルスキルはますます多様化しています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)や経済産業省が示すデジタルスキル標準には、ビジネスアーキテクトやデータサイエンティスト、ソフトウェアエンジニア、デザイナー、さらにはサイバーセキュリティ関連の人材が必要とされています。キカガクは、これまでの実績を踏まえ、特にビジネスアーキテクトやデータサイエンティストの育成に優れたノウハウを持っています。一方で、サイバージムジャパンは、サイバーセキュリティの専門企業として、グローバルに通用するトレーニングプログラムを展開しています。
この提携により、両社はそれぞれの強みを活かし、より包括的な人材育成の支援を行うことが可能になります。
提携内容
具体的には、キカガクがサイバージムジャパンのサイバーセキュリティトレーニングを代理販売し、逆にサイバージムジャパンがキカガクのビジネスアーキテクトやデータサイエンティスト育成講座を代理販売する形になります。この相互的な関係により、企業のIT部門やデジタル推進部門における人材育成の選択肢が広がります。
提携の実現すること
この提携の最大のメリットは、デジタルスキル標準に基づいた体系的な人材育成プランを、ワンストップで提供できる点にあります。企業は自社の状況に応じて、必要な人材を効果的に育成することができます。また、サイバージムの最先端セキュリティ技術と、キカガクの実践的なDX人材育成メソッドの融合によって、新たな研修プログラムが生まれることが期待されています。
サイバージムジャパンについて
サイバージムジャパンは、サイバーセキュリティに特化した教育とサービスを展開しており、イスラエル電力公社などと提携したプログラムを提供しています。アジア地域において、CYBERGYM独自のプログラムを展開し、セキュリティ人材の育成を推進しています。その使命は、すべてのセキュリティ課題に最適なソリューションを提供し、顧客をサイバークライムから守ることです。
キカガクについて
キカガクは、教育を通じて人材育成を支援し、DX推進をサポートしてきた実績があります。15万人以上の受講生を抱え、約1000社の企業を支援してきた実績があり、データを用いた課題解決型の研修を実施しています。カスタマイズ可能な研修サービスを提供し、企業が求める人材をしっかり育成できる仕組みを整えています。
結論
この提携は、企業のデジタル人材育成における新たな可能性を切り開くものであり、両社は今後も協力して、企業のDX推進を支援し続けることでしょう。デジタル環境の変化が著しい現代において、こうした取り組みはますます重要性を増すことが予想されます。