ミツカン、新たな炊飯用酵素製剤『ふっくらまるでかまど炊きII』を発表

ミツカンの新製品、ふっくらまるでかまど炊きIIとは？

2025年2月14日、株式会社ミツカンは新しい業務用炊飯用酵素製剤『ふっくらまるでかまど炊きII』を発売します。この製品は、従来品を改良し、使いやすさを向上させたもので、業務用の炊飯環境のニーズに応えるべく開発されました。

商品開発の背景

近年、業務用のお米の価格が高騰し、また在庫不足の問題も常態化しています。従来使用していたお米の確保が困難になる中で、適切な炊飯条件を維持することが難しくなっています。このような環境において、炊きあがりの品質はお米の種類によって大きく変わるため、適切な水加減や調理方法の見直しが必要不可欠です。

これらの課題を解決するために、より美味しいご飯を提供し、炊飯品質のバラつきを抑制したいというニーズが高まりました。そのため、ミツカンは顧客からの要望に応える形で新たな製品の開発に着手しました。

商品概要

新商品『ふっくらまるでかまど炊きII』は、炊飯時に加えることで、まるでかまどで炊いたようなご飯に仕上がる液体タイプの酵素製剤です。この製剤は、酵素の働きによって炊飯中の対流を改善し、ご飯がふっくらと炊き上がることが特長です。炊きあがりのムラを防ぐため、効率的に熱が伝わり、お米一粒一粒に均一な熱が通ります。

使用方法

この製品の推奨添加量は、生米重量の0.5％であり、1本で約200kgの生米を炊くことが可能です。具体的な使い方としては、以下のような例が挙げられます：

- 白米の炊きあがり品質の向上
- 酢飯製造時の酢合せオペレーションの改善
- 炊き込みご飯の焦げ付き抑制

使うことで、ご飯の表面に現れる『カニ穴』が良好な炊飯状態の証とされ、その炊きあがりは見た目にも美しいものになります。

開発者のコメント

従来品であった『ふっくらまるでかまど炊き』は、品質に対する評価は高かったものの、炊飯直前での商品添加の難しさからオペレーション面での改善が求められていました。本製品は、お米の浸漬時に事前に添加しても効果を発揮できるように開発されています。これにより、お客様がより利用しやすくなったことを確信しています。炊飯に関して課題をお持ちの方は、ぜひ一度試してほしいと思います。