IoT防犯アクセサリー「Yolni」がギフト・ショーに初出展へ

Yolni株式会社の新しい挑戦

Yolni株式会社（本社：東京都、代表取締役奥出えりか）は、2026年2月4日から6日まで、東京ビッグサイトにて開催される「第101回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026」に初めて出展することを発表しました。このイベントは中小企業の受注拡大を目的とした重要な展示会であり、特に注目を集めています。

次世代IoT防犯アクセサリー

Yolniは、夜の街での安心感を提供するIoT防犯アクセサリーです。2025年9月から10月にかけてクラウドファンディングを利用したプロジェクトを実施し、高い関心を得ました。特に、2023年には東京都が主催する「TokyoものづくりMovement 2023」のイノベーション支援プログラムで最優秀賞を受賞。これにより、デザイン性とともに社会的意義が強く評価されてきました。

クラウドファンディングの成功

Yolniは、クラウドファンディングにおける盛況ぶりからも、現代の防犯への新しいアプローチが求められていることを示しています。デザイン性が高く、日常使いできるアパレル・アクセサリーとしても楽しめる点がSNS上で話題となり、多くのメディアに取り上げられました。

ギフト・ショー出展の狙い

同社が今回のギフト・ショーに出展するのは、2026年3月ごろから予定されている一般販売を前にした戦略的なステップです。今後は、D2C（Direct to Consumer）販売を中心に、ポップアップショップや委託販売、企業や教育機関との協業など、多様な販売チャネルの拡大を見込んでいます。また、メディアとの連携を強化し、社会課題を解決する製品としての認知度を高めていく意向です。

社会的な背景

近年、性犯罪の被害者は特に若い世代に偏っていることが問題視されています。Yolniは、そうした課題に対応するために、大人世代が持ち歩くことができるデザイン性の高い防犯アクセサリーとして開発されました。従来の防犯ブザーが子ども向け中心であったため、30代や20代でも使いやすいスタイルを導入。

Yolniの製品は、ボタン操作によるスマートフォンへの着信音発動や、SOS通知機能を持つなど、シンプルで便利な機能を搭載しています。これにより「不安時」「緊急時」「平常時」といったさまざまな状況に対応して安心感をサポートします。