日本の農業における伝統と文化を大切にするための特別なアイテムが登場します。2025年版の「世界農業遺産15ヵ月カレンダー」が、日本農業新聞から発売されます。このカレンダーは、国内に存在する15か所の世界農業遺産(GIAHS)をテーマにしています。
農ジャーナリストの小谷あゆみ氏と日本農業新聞のカメラマンが共同で取材しまとめたこのカレンダーには、各地域の美しい風景や農業の営みが収められています。写真を通じて伝わる農業の独自性やそれに関連した文化、風景、さらには生物多様性など、私たちが守るべき価値が詰まった1冊です。
カレンダーは、2025年の春までお使いいただける15か月の仕様。日曜始まりで、六曜や月の満ち欠けも記載されており、使いやすさも兼ね備えています。デザインは、B4サイズで両面中綴じの16枚構成になっており、壁掛けとしても映えます。
販売価格は1540円で、楽天ブックスや主要書店で購入可能です。このカレンダーの収益は素晴らしい目的にも使われます。全額が能登地域GIAHS推進協議会を通じて、2024年に発生した能登半島の地震や豪雨による被災地の農業復興に寄付されるため、購入することで支援にもつながります。
現在、日本には15カ所の世界農業遺産があります。これらは国際連合食糧農業機関(FAO)によって認定されており、日本の社会や環境に長い間適応してきた農林水産業の伝統や文化の重要な遺産です。特に、農業が育んできた地域のコミュニティや風景は、未来に残すべき価値を持っています。
このカレンダーを通じて、私たちが享受している恵みを再確認し、それに感謝する機会を持つことができるでしょう。さらに、購入を通じて被災地の復興に貢献できることは、喜びでもあります。ぜひこの機会に、世界農業遺産15ヵ月カレンダーを手に取ってみてはいかがでしょうか。農業の美しさとその背後にある大切なストーリーを共に感じてみてください。
(この件に関する問い合わせは、日本農業新聞普及推進部へ。詳細は上記の連絡先をご参照ください。)