障害者テレワーク推進
2019-12-17 15:40:47
岩国市とD&I、障害者のテレワーク推進に関する協定を締結
岩国市とD&I、障害者のテレワーク推進に向けた協定を締結
2019年12月1日、山口県岩国市に本社を置く有限会社岩国メディカルサポート(以下IMS)は、株式会社D&Iと岩国市との連携協定を結び、障害者のテレワーク推進に取り組むことが発表されました。この協定は、テレワークという新しい働き方の導入を通じて、障害者の就労機会を増やし、その理解を深めることを目的としています。
障害者雇用の新たな展開
近年、障害者雇用促進法が改正され、企業は障害者の採用に積極的になっていますが、実際には都市部に雇用が集中しています。これに対して地方では依然として労働力不足が問題視されています。岩国市では企業誘致や人口流入施策を展開していますが、障害者雇用は十分ではないのが現状です。今回の協定は、この状況を打破し、障害者に多様な働き方を提供するための重要な一歩となります。
連携協定の要点
この協定に基づく取り組みは、以下の三つの柱から成り立っています:
1. テレワークによる就労機会の創出
IMSが運営する障害者就労移行支援事業所「borderless work」をサポートし、岩国市に住む障害者に対しテレワークのメリットを広め、多くの雇用を生み出すことが目指されています。
2. テレワークの理解促進
D&Iの豊富なテレワーク導入経験を活かし、障害者がテレワークを導入する際の理解を深めるための教育プログラムやセミナーの実施が行われます。
3. 障害者雇用の推進
岩国市内の障害福祉事業者と協力し、テレワークを通じた共生社会の実現を目指します。
borderless work 概要
「borderless work」は、岩国市麻里布町に位置し、定員20人の障害者就労移行支援事業所です。ここでは、障害者が一般企業に就職するための訓練と定着支援が行われます。管理者は江濱良祐氏が務めており、就職後の支援も手厚く行われます。
未来の展望
今後は、首都圏の企業が参画することで成功事例を作り出し、他の地域への展開を見据えています。また、D&Iの「エンカククラウド」などのシステムを活用することで、雇用創出のロールモデルを構築していくことが計画されています。この取り組みを通じて、地方の人材不足や障害者雇用の問題を解決し、地域の活性化につなげていくことが期待されています。
まとめ
岩国市、D&I、IMSの連携は、障害者雇用の新しいカタチを示すものです。テレワークの導入を通じた障害者の職場環境の改善、就労機会の創出は、地域社会における多様性と共生を促進し、地方創生の理念に則った革新的な取り組みと言えるでしょう。今後の成果が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
有限会社岩国メディカルサポート
- 住所
- 山口県岩国市南岩国町4丁目59-5-1
- 電話番号
-
0827-34-2881